『どんな人が審査に落ちるの?』『これって審査にどんな影響を及ぼすの?』といったカードローン審査に通らない理由と通るためのコツをご紹介します。下記10個の条件にいずれかに該当する場合はキケンかも?
この記事の目次
ローン事業者が審査で重要視する最大のポイントとは?
ローンの審査で重要となるのは【あなたに返済能力があるか】ということ。
審査では申し込み者の情報をもとにして、返済能力の有無を審査します。他人にお金を貸すわけですから、本当にお金を返してくれる人がどうかを見極めないといけないのです。
審査にあなたの人柄や性格は関係ありません。審査に落ちるということは、数値などの可視化できる情報のなかに『この人には返済能力がない』と思わせるデータがあったということです。
たとえば以下のような職業、雇用形態の場合は審査でマイナス評価となりやすくなります。各ローン会社によって基準が異なるためあくまで参考となりますが、一覧表にしたので参考にしてください。
職業 | 審査の通りやすさ |
---|---|
風俗業 | × |
水商売 | × |
自営業 | △ |
自由業 | △ |
外国人 | △ |
非正社員(契約、派遣) | 〇 |
フリーター | △ |
専業主婦 | △ |
年金生活者 | △ |
◯:安定収入があれば審査に通る可能性あり
△:審査ハードルが高いが継続的な安定収入があれば可能性あり
×:非常に審査ハードルが高いが場合によっては可能性あり
逆に審査で有利となる職業は公務員や大手企業の正社員で、国家資格を保有している人も評価が高くなる傾向になります。理由はカンタンでリストラや倒産の可能性が低いためです。再就職のしやすさも評価に繋がるのでしょう。
上記の表にある職業は理由は違えど、『いつか返済できなくなるのでは?』と心配されます。そう思われる原因は3つあります。
とくに自営業やフリーランスの人は、収入の増減が激しく安定していないことが多いです。そのためアルバイトより評価が低くなることもあります。
離職率が高い
風俗業や水商売は、職業的に離職率が高いため審査では不利になります。とくに風俗業などは経営が不透明な場合もあり、真面目に働いていてもネガティブイメージがつきやすいのが現状です。反社会的勢力との関わりも懸念されます。営業職なども一般に離職率が高いとされ、ローン会社によっては影響がでる可能性があります。
リストラの可能性がある
正社員と違って非正社員はいきなり仕事がなくなったりクビになる可能性があります。また正社員よりも平均年収も低いことが多く、正社員より評価は下がります。
ただし属性で総合判断されるため絶対に落ちるわけではありません。まずは審査で安定していると思わせるために、勤続年数を増やすことが大切です。
カードローン審査に通らない理由
前述した通り、落ちる原因は『返済能力がなさそう』と思われるからです。
その返済能力の有無を一体どのようにして判断されているのか気になりますよね。
ここでは具体的に10項目に分けて審査に落ちる理由と対処方法について解説していきます。
もちろん審査基準が各ローン会社ごとに異なりますから、必ずしも当てはまるから審査落ちするとは言い切れません。しかし当てはまる条件が多いと審査に通過する確率は下がります。
審査が心配な人は、できるだけ以下の原因10項目を減らしていくようにしましょう。
①個人信用情報機関に事故情報登録あり
個人信用情報機関に金融事故情報が載っているとほぼ審査に落とされます。
カードローンやキャッシングの申し込みをすると、必ず業者はあなたの信用情報をチェックします。これは貸金業法という法律で決まっている義務で、指定されている個人信用情報機関の信用情報を審査のときに照会しています。
- なぜ信用情報に傷があると審査に落ちるのか
- 金融事故(金融ブラック)とは何か
下記の記事では、信用情報と審査の関係性、金融ブラック・事故情報とは何かについてわかりやすく解説しました!
②すでに借り過ぎ
借り入れ件数が多いと審査に落ちる可能性があります。以下の表は審査落ち件数の一例です。ギリギリOKなボーダーラインは4社までと考えておきましょう。
なぜ他社借り入れ件数が多いと審査に悪影響かというと、『何社からも借りないといけないほど、この人はお金に困っている』と思われるからです。とくに何社からも借りている場合、1社から借りられる金額が低い=信用が低いでは?と見なされてしまいます。
たとえばAさんとBさんの例でいえば、Aさんの方が印象がよく見えます。
なぜならAさんは1社から100万円の融資を受けられるほどの信頼があると判断されていると見て取れるからです。Bさんは、都度お金がなくなって借りている金銭管理能力の低い人と判断される可能性もあります。
Aさん 1社のみ:100万円
Bさん 4社:100万円
少し古いデータですが、月刊消費者信用の借入件数と残高についての調査結果があります。借入件数に比例して借入残高も多くなるのがわかりますね。
借入件数 | 登録人数 | 1人あたりの残高 | 1契約あたりの残高 |
---|---|---|---|
1件 | 753万人 | 35.1万円 | 35.1万円 |
2件 | 255万人 | 68.8万円 | 34.4万円 |
3件 | 98万人 | 97.4万円 | 32.5万円 |
4件 | 34万人 | 126.7万円 | 31.7万円 |
5件 | 15万人 | 174.2万円 | 32.1万円 |
参考:月刊消費者信用 2015年2月号より
③希望限度額が高すぎ
申し込み時の希望限度額が高すぎると審査に落ちる可能性があります。
とくに消費者金融系のカードローンは総量規制によって年収の3分の1以上の貸付を禁止しています。そのため、希望限度額が年収の3分の1を超えたからという理由で審査に落ちることも充分考えられます。
ちなみに総量規制では、クレジットカードのキャッシング枠も対象となります。利用している場合はカウントを忘れないようにしましょう。
④申し込みブラック
申し込みブラックとは短期間に複数のローン会社に申し込みを行なったために、一時的に審査に通らなくなる状態をいいます。お金に困ってかき集めているような印象を受けるのでしょう。
個人信用情報は申し込みをした情報を6ヶ月間保有します。そのため新規で他のローン会社に申し込みを行なったこともすぐにバレてしまいます。
申し込みブラックの基準は非公開です。以下の表は一例程度に見ていただきたいのですが、一般的には1ヶ月以内に3社で審査落ちといわれています。ただしもっと短いスパンで判断される可能性も考えておいた方がよいでしょう。
多重申し込みの審査落ち件数 | |
---|---|
A社 | 過去2週間以内に2件 |
B社 | 過去2週間以内に1件 |
C社 | 過去1ヵ月以内に3件 |
もし他社の申し込み履歴があるのに契約履歴がない場合、”審査に通らなかった”と判断されます。他社で審査落ちしていると警戒されて『念のため落としておこう』と判断されかねません。
⑤1度審査落ちした保証会社
申し込んだカードローンが過去に審査落ちしている保証会社を使っている場合、審査に落ちる可能性があります。
銀行系のカードローンでは、ほとんどの申し込みで『保証会社の保証が受けられること』を条件にしています。たとえば三菱UFJ銀行の場合は、”保証会社(アコム(株))の保障を受けられるお客さま。”と条件が記載されています。
銀行系のカードローンは保証業務を消費者金融などに委託しています。もし貸し倒れした場合は保証会社が弁済することになりますから、審査は銀行は行うのではなく保証会社が行うのです。
そのため同じ保証会社を利用している銀行系カードローンに申し込みをすると、再度審査落ちしてしまいます。
⑥安定した収入がない
カードローンは、基本的に安定した収入がないと申し込みができません。
定義は各ローン会社によって異なりますが、『毎月安定して返済ができる=毎月1回は収入が入る』と考えていいでしょう。
そのため年収がいくら多くても、たとえば100万入る月があったり数ヶ月0円だったりとバラバラだと安定収入とは見なされません。
収入の低さよりも安定して一定額を稼いでいる方が重要です。たとえ年収が10〜15万円程度でも、毎月一定して収入を得られているなら審査通過率は高まります。
安定した収入がないと判断されやすいのは以下のような条件の場合です。
自営業で収入にバラつきがある
歩合給
投資収入
年金収入
生活保護収入 など
ローン会社の判断によりますが、継続していて収入を得る見込みがないとされれば審査に通るのは難しいです。自分の属性が『一定の収入を得られる継続性』があるかチェックしてみましょう。
⑦職業に問題がある
反社会的な団体と関わりがありそうな職業は審査で落とされる可能性があります。
とくに風俗業や水商売は、裏での反社会的勢力との関わりが懸念されます。
もちろん健全に運営している企業があるのも事実ですし、100%落ちるとは言い切れません。ただ社会的信用性は低くなりますので、審査には通りにくくなります。
『アリバイ会社を使えばバレないのでは?』と考える人もいますが、虚偽の申請となり違法ですので絶対に使わないようにしましょう。勤務しているように見せかけて不当に審査通過を狙うのは詐欺罪に当たる恐れがあります。
⑧暴力団や反社会的勢力の関係者または親族
暴力団や反社会的勢力の関係者および親族は一発で審査に落とされます。
法務省の指針によって暴力団排除条項を導入することが努力義務化されています。そのため、現在ほとんどのカードローン会社で反社会的勢力の排除条項や関係遮断の基本方針を設けられています。
申し込みの際に反社会的勢力関係者ではないかのチェック項目を設けていることも多いです。表面的な対応ではなく細かくチェックを行っていますから、ウソをついてもバレてしまいます。
⑨在籍確認がとれない
在籍確認が取れない場合は審査に通ることができません。
在籍確認は申し込み内容に間違いがないのかのチェックの意味も含まれています。つまり勤務先で本当に働いているのかを電話で確認するということです。
もしこれで働いていなかった場合は、ウソの情報と判断され審査に落ちます。
本サイトでは書類提出で在籍確認ができるローン会社を調査しています。電話での在籍確認が億劫な人は参考にしてください。
⑩申し込み時に噓をついた
申し込みで嘘をつくと審査で落ちます。
信用取引において虚偽の情報申告は命取りです。誠実さに欠けているように見えて、『お金を返してくれないのでは?』と疑われます。
バレないと思っていても、たいていの嘘はバレてしまいます。
借り入れ金額⇒個人信用情報の情報でバレる
職業⇒在籍確認でバレる
年収⇒収入証明書でバレる
名前や年齢⇒本人確認でバレる
相手は何千、何万件と申し込み情報をチェックしているプロです。不審な点にはすぐに気づきますし、もしバレたら即社内ブラックになるでしょう。
万が一審査通っても、詐欺罪で逮捕される可能性が恐れがあります。申し込み情報を偽ることは絶対にオススメしません。
全く思いあたる理由もなく審査に落ちたのはなぜ?
『あれ…原因に思い当たるものがないぞ?』なんて困惑していませんか?
金融商品の利用実績がなく信用情報が真っ白なスーパーホワイトかも!
一般にカードローンやクレジットカードなどの金融商品を利用したことのない人を「スーパーホワイト」と呼びます。個人情報が真っ白で何も記載されていないという意味です。
若い年齢であれば個人情報がなくても仕方がないと判断されるケースもあります。しかし年齢が高くなるに連れて、個人情報がないことはマイナス評価になります。とくに30代以上は注意した方がいいでしょう。
利用実績がない(これをクレジットヒストリー=クレヒスと呼びます)ことで、自己破産などの金融事故を起こした人なのでは?と疑われることがあるのです。
金融事故を起こして一定期間ブラックリスト状態になると、最低5年はカードを利用できなくなります。するとその間は現金払いで過ごすことになるため、金融事故情報が消えれば個人情報は真っ白な状態になります。
これをホワイトまたは漂白ホワイトと呼びます。
何もしていないのに疑われるのは嫌ですよね。しかし書類上は全く見た目が同じなので警戒されてしまうのです。
スーパーホワイトの対策方法
スーパーホワイトの人はクレヒスを作ることに専念しましょう。
携帯電話・スマホの割賦払いで支払い実積をつくる
個人信用情報機関のCICでは、携帯電話・スマホの本体を割賦払いすると情報が登録される仕組みになっています。まずはこの割賦払いで半年〜1年程度クレヒスをつくりましょう。
この時点で延滞することは絶対にNGです。延滞した事実も信用情報として登録されるため、『期日までに支払いができない人』だと判断される可能性があります。
スーパーホワイトでも作りやすいローン会社でクレヒスをつくる
最初は消費者金融系のローン会社を利用することをオススメします。
審査通過率が高いため、借り入れできる可能性が高いからです。
審査通過率というのは新規申込者の審査に通った割合を示します。つまり審査通過率が高いということは新規貸付に強いということです。
とくにアコムは審査通過率が48.2%と高い水準です。およそ2人に1人が審査には通っているということです。『初めてのアコム』というように、1社目のカードローンに選ばれることが多いので審査通過率も高いようです。貸付残高も非常に多いので、積極的に新規貸付を行なっていると考えられます。
ある程度クレヒスを作ったら、また自分に合いそうな他のローン会社を選択するのも手です。まずはスーパーホワイトからの脱却を目指しましょう。
専業主婦が審査に落ちる理由は?対策方法はある?
専業主婦が落ちる理由は、前述した10項目以外だと2つ考えられます。
消費者金融系のカードローンで申し込みをした
専業主婦が借り入れできるローン会社は限られています。残念ながら大手の消費者金融系のローン会社は利用することができません。
これは貸金業法という法律が関係しており、総量規制で「本人」の年収3分の1までしか借りることができないのです。
中小の消費者金融系ローン会社の一部では、「配偶者貸付」と呼ばれる方法で専業主婦に貸している場合もありますが、あまりオススメできません。
なぜなら手続きがとても面倒だからです。配偶者同意書や住民票、戸籍抄本、源泉徴収票など用意するものも多いです。夫に同意書を書いてもらうのもちょっと勇気がいりますよね。
配偶者に問題がある
専業主婦が申し込みをする条件は、配偶者に安定した収入があることが前提となります。そのため配偶者に安定収入がないと判断されると、審査に落ちてしまう可能性があります。
また配偶者が過去に金融事故を起こしていた場合、社内ブラックとなっている会社は審査に通らない可能性が高いので注意してください。
専業主婦は迷わず銀行系カードローンを選ぼう!
専業主婦の場合は迷わず銀行系カードローンを利用しましょう。総量規制外のため専業主婦でも利用することができます。配偶者貸付とちがって家族にバレる可能性が少ないので、安心して借りることができますよ。
もし配偶者の過去の金融事故が原因で審査に通らない場合は、以下の方法を試してください。
保証会社が別の銀行系ローンに申し込みをする(リストは後述します。)
扶養内でアルバイト・パートをして消費者金融系カードローンに申し込む
専業主婦は審査に通っても借り入れできる金額が少ないです。そのため希望限度額は限りなく低く設定しておくといいでしょう。
カードローン審査に1度落ちたらどこまで影響が及ぶ?
『審査に落ちてしまった…』
審査に落ちて気になることは、他のカードローンに申し込みができるかどうかですよね。どのような影響が及ぶのか一緒にみていきましょう。
同じカードローン会社の違うタイプの商品に申込しても審査に落ちるのか
ローン会社が同じでも、保証会社が違うのであれば審査に通過する可能性があります。
審査基準はローン会社によって様々ですが、銀行系カードローンのように保証会社がついている場合、保証会社の審査基準が適用されます。商品によって保証会社が違う場合があるので、詳細項目をチェックしてみましょう。
たとえば千葉銀行だと、以下のように保証会社が違います。
マイカーローン:ちばぎん保証株式会社または株式会社ジャックス
同じ保証会社の場合は、審査も厳しい結果となるかもしれません。しかし保証会社が違うのであれば望みはあります。
保証会社が同じ他社カードローンも審査に落ちるのか
保証会社が同じ場合、他のカードローン会社の審査にも落ちる可能性があります。
なぜなら保証会社の審査基準を満たしていないため、表の会社が変わったからといって判断が覆ることはないからです。属性が変わればまた評価も変わるかもしれませんが、まったく同じ属性情報だと審査通過は難しいでしょう。
そのため保証会社が別のカードローン会社を選ぶことをおすすめします。以下が銀行の保証会社の一覧表になります。保証会社からローン会社を選ぶときの参考にしてくださいね。
【店舗がある銀行】 | |
カードローン会社 | 保証会社 |
---|---|
三菱UFJ銀行 | アコム株式会社 |
三井住友銀行 | SMBCコンシューマーファイナンス(旧プロミス) |
横浜銀行 | SMBCコンシューマーファイナンス(旧プロミス) |
みずほ銀行 | オリエントコーポレーション |
東京スター銀行 | 新生ファイナンシャル株式会社 |
りそな銀行 プレミアム | オリックス・クレジット株式会社 |
りそな銀行 クイック | りそなカード株式会社 |
千葉銀行 | エム・ユー信用保証株式会社 |
【ネットバンク】 | |
カードローン会社 | 保証会社 |
---|---|
auじぶん銀行 | アコム株式会社 |
セブン銀行 | アコム株式会社 |
住友SBIネット銀行 | アコム株式会社 |
オリックス銀行 | オリックス・クレジット株式会社/新生フィナンシャル株式会社 |
PayPay銀行(旧ジャパンネット銀行) | SMBCコンシューマーファイナンス(旧プロミス) |
ソニー銀行 | SMBCコンシューマーファイナンス(旧プロミス) |
個人信用情報に記録されるのか
個人信用情報には申し込み情報だけが記録されます。審査に落ちたからといって何か登録されるわけではありません。
ただし審査に通過すると登録されるはずの契約情報がないため、『この人は審査に落ちたんだな』と一発でわかってしまいます。
個人情報機関に登録された情報は6ヶ月間登録されて、その後は自動的に消えます。
審査落ち後の再申し込みで注意すべきポイントとは?
『審査に落ちてしまったけれど、お金が必要だから再申し込みをしたい!』
そんなあなたに再申し込みで注意するべきポイントを3つご紹介します。やみくもに再申し込みをしたところで審査に通過する可能性は低いです。しっかり対策をして再申し込みで審査に通りましょう!
再申し込みまでの期間
できるだけ再申し込みをするときは、期間を6ヶ月はあけましょう。ローン会社によって判断は様々ですが、あなたの個人情報には今「審査に1つ落ちてしまった」という事実情報が登録されています。
それは他社の審査でも悪影響を及ぼす可能性が高いです。仮に他社が審査に落としたことで『ウチでも念のため落としておこう』と判断することもあるでしょう。負の連鎖で落ちてしまうということですね。連続で審査に落ちると精神的にもダメージが大きいのではないでしょうか。
6ヶ月期間をあければ、申し込みをした情報はキレイさっぱりなくなります。すぐに借りたい気持ちもわかりますが、まずは情報が消えるまで待ちましょう。
属性情報を改善して次の審査に備える
落ちてしまった原因は教えてもらうことができません。しかし前述している10つの原因や属性情報から、落ちた原因を自分なりに探ってみましょう。そしてその原因を再申し込みまでに改善していくのです。
転職グセをなおす
借り入れ件数を減らす など
1項目改善するだけで審査に通ることもあり得ます。まずは改善できそうなところから行動に移してみましょう。
延滞しないように気をつける
個人信用情報には他社の支払い情報も登録されます。審査に通りたいのであれば延滞しないように気をつけるようにしましょう。クレジットカードの支払い以外にも割賦払いしている携帯料金も対象です。
たとえばCICの場合は支払い情報が24ヶ月分載ります。つまり1度延滞すると2年間その情報が残り続けるということです。延滞に厳しいローン会社だと1回の延滞でも落とされるかもしれません。
さらに2、3ヶ月延滞すると「異動」というブラック情報が載ります。この情報が載ると5年間は審査に通らなくなります。再申し込みを考えているなら、今持っている他社のカードの延滞だけは絶対に避けるようにしてくださいね。
カードローン審査に通る人の特徴と対策について
ここでは審査に通る人の特徴から、どのようにすれば審査に落ちずにすむのか対策を考えていきましょう。
カードローン審査に通る人の特徴とは?
カードローンの審査に通る人は以下の3つの基準を満たしている人です。
この3つの基準を3Cと呼んでおり、クレジットカードはもちろんキャッシングやカードローンでも審査判断に使われています。審査に通る人は3Cの基準を満たしている人だと考えてもいいでしょう。
給与が高い
公務員や正社員などの雇用形態
勤続年数が長い
借り入れ件数が少ない
借り入れ額が少ない
期日通りに支払いをしている
金融事故情報がない
居住年数が長い
ローンの返済がない
カードローン審査に通るための対策方法
審査に通りやすいのは3Cの基準を満たしている人だと述べました。この基準を踏まえて具体的にどのような対策をすればいいか考えていきましょう。
①信用情報の事故情報をクリアにする!
対処法:事故履歴が消えるのを待つ、現在返済中の支払いは延滞NG
まず信用情報のあらゆる事故情報をクリアにしていきましょう。できれば審査落ちした申し込み情報なども消えているとベストですね。登録されるのは以下の期間だけです。
申し込み情報 | 異動情報 | 自己破産 | |
---|---|---|---|
CIC | 6カ月 | 6カ月 | 6カ月 |
JICC | 5年 | 1年 | 5年 |
KSC | 5年 | 5年 | 10年 |
なお金融事故を起こした場合は、一定期間後に情報が消えているか情報開示して確認することをオススメします。まれに「成約残し」という情報が残っている状態のときがあり、この状態だといつまでも審査に通りません。
②未払いの借入金を返済する!
対処方法:借り入れ金額を返済して減らす、おまとめローンで件数を減らす
他社から借り入れをしている場合には、できるだけ借入金を返済しておきましょう。年収の3分の1の借り入れがあるようなら、おまとめローンで一本化するなどして件数を減らします。借入金額や件数が少ないほど審査には有利となります。借り入れ件数はできれば~2件までに抑えるのが理想です。
おまとめローンは消費者金融系カードローンの利用をオススメします。銀行系カードローンは現状非常に厳しい状況です。過剰貸付問題により、金融庁が2017年9月に立ち入り審査で以下の実態調査をしています。
審査を消費者金融に依存しすぎていないか
配慮に欠けた宣伝をしていないか
今回のことで審査基準や商品内容の見直しが行われる可能性があります。たとえば三菱UFJ銀行の「マイカード・プラス」は利用限度額増額の受付を9月10以降から停止してしまいました。
また2018年1月からは銀行系カードローンは即日融資の取りやめも発表しています。融資にも非常に慎重な動きを見せています。 現在の状況で銀行のおまとめローンを利用すると、審査落ちする恐れがありオススメできません。
現状おまとめローンを利用したいのであれば、消費者金融系のアイフルがいいでしょう。おまとめ専用のカードローンがあるので、現在の借入件数を減らすことができますよ。
③低い限度額で申し込む!
対応策:低い限度額で申し込んでまずは審査に通ることを優先する
希望融資額が高い場合でも、審査に不安があるならまずは低い限度額で申し込みをしましょう。低い限度額の方が審査のハードルが下がります。
一度審査に通りさえすれば増枠審査は何回でも受けることができます。まず審査に通らないことにはお金を融資してもらうことすらできません。
少額でまずは借り入れを行い、クレヒスを作って優良顧客だと認めてもらいましょう。そうすればいずれ希望の金額まで増枠することができます。
※前述したように銀行系カードローンは増額受付停止の例があります。限度額を上げていこうと考えているなら、消費者金融系のカードローンを検討するといいでしょう。
④同時申し込みは2社までに!
対応策:申し込みブラックにならない件数を意識する!
同時で複数のローン会社に申請を行うと、件数によっては申し込みブラック扱いされます。ギリギリのボーダーラインは2件です。
3件以上だと申し込みブラックとなり、6ヵ月は審査に通らない状況となってしまいます。よく吟味して申し込みするローン会社を選びましょう。
⑤1度審査に落ちた保証会社のローン事業者は避ける!
対策:審査落ちした保証会社以外のローン会社で申し込みを行う
1度審査に落ちると、同じ保証会社を使っている他ローン会社の審査も落ちます。現状の属性情報ではその保証会社の審査基準に満たないということですから、ローン会社を変えたところで意味はありません。
銀行系のカードローンは必ず裏に保証会社がいます。前述した保証会社一覧を参考にして、同じ保証会社のローン会社を避けて申し込みを行いましょう。
カードローンの審査対策と通りやすい人の特徴について詳しくまとめた記事はコチラ
カードローン審査にどうしても自信がないなら、以下の記事を参考にしてくださいね。審査対策と通りやすい人の特徴についてさらにくわしく記載しています。
これってどうなの?審査落ちに関するQ&Aまとめ
Q.同じ銀行のマイカーローンの審査に落ちたのに、ATMカードローンの審査に通りました。同じ銀行なのに審査の違いってあるんですか?
A.結論からいうと保証会社が違うため、審査基準が変わります。
たとえば三菱UFJ銀行の場合は、保証会社が以下のように違います。
・カードローン「バンクイック」:アコム株式会社(消費者金融系)
・マイカーローン:株式会社ジャックス(信販系)
同じ金融機関で借りたとしても、保証会社や返済期間、金利計算や融資方法も違う全く別物のローンです。とくにマイカーローンは金利も安いため、審査基準もATMカードローンより厳しくなるのでしょう。
保証会社によって審査基準も変わると覚えておくといいでしょう。
Q.自己破産してから何年くらいで審査に通るようになるでしょうか?
A.最低でも5〜10年は時間がかかります。ただし自己破産で迷惑をかけたローン会社は社内ブラックとなり、利用できない可能性があります。
自己破産の情報は、信販系のCICや消費者金融系のJICCだと5年、銀行系のKSCだと10年登録されます。金融事故情報が登録されている限り審査に通ることはありません。
しかし自己破産した情報が消えたからといって、すぐに審査に通るわけでもないので注意しましょう。
クレヒスがまったくない状態なので、逆に審査に通りにくい可能性があります。とくにある程度の年齢でクレヒスがないと、過去に金融事故を起こしたと判断されて落ちることも。
最初はアコムなどの審査通過率※の高いローン会社を利用することをオススメします。
※2019年3月期「アコムマンスリーレポート」おける新規貸付率(初めて利用する人が審査に通った確率)は44.8%。約半数が審査に通っています。
『初めてのアコム』というように、1社目のカードローンに選ばれることが多いので審査通過率も高いようですね。
Q.配偶者に金融事故履歴があって、個人信用情報機関に事故情報が登録されている場合はどんな影響がありますか?
A.基本的に影響はないと考えていいでしょう。
本人の同意なしに家族の個人信用情報をみることはできないからです。
あなた自身の返済能力を見られるため、気をつけた方がよいのは自分の事故情報だけです。
ただし例外もあります。あなたが専業主婦で、配偶者が社内ブラックになっているローン会社に申し込みをした場合です。
一部の銀行系のカードローンは専業主婦でも、配偶者に安定した収入があれば借り入れの申し込みが可能です。この場合、返済能力は配偶者に依存することになります。
配偶者の信用情報は同意がないため確認できません。しかし金融事故を起こすと社内ブラックとして登録されるため、電話番号や住所でバレて落とされる可能性があります。
専業主婦の場合は、配偶者が金融事故をおこしたローン会社および保証会社は利用しないことをオススメします。
Q.収入や職業はどれくらいローン審査に影響しますか?
A.基本的にどのローン会社でも『安定収入があること』が申し込み条件となります。
安定収入の定義は各社で若干異なるものの、基本的には『毎月一定額の給料をもらっていること』と考えれば問題ないでしょう。
そうすると自ずと職業も『毎月安定して給料をもらえる職業』が有利になるわけです。リストラされそうな雇用形態や、離職率が高い職業、収入が不安定な職業は評価としては低くなります。
いくら稼ぐかよりも、どのくらい安定して稼いでいるかの方が重要です。審査ではしっかり毎月計画的に借りたお金を返済できる能力を見られます。
たとえば同じ年収のAさんとBさんがいたとします。
Aさん:月に100万円稼ぐ月もあれば0円の月もある
Bさん:月に20万円安定して稼いでいる
この場合、毎月しっかり返済してくれそうなのはBさんではないでしょうか?申し込み条件にある通り、年収◯万円以上という基準はありません。
ただし消費者金融系カードローンは総量規制が設けられており、年収の3分の1以上は借りることができません。そのため、年収が低いと借り入れ可能額もその分下がります。
また銀行系カードローンは総量規制はないものの、申し込み時に年収の制限がかかることがあります。たとえば神奈川銀行のカードローンでは、申し込み資格に『前年度の年収が180万円以上』と明記しています。
そのため銀行系のカードローンを申し込むときには、200万円前後の年収はあった方が望ましいでしょう。
Q.学生や専業主婦、年金受給者、外国人はローン審査に落ちますか?
A.ローン会社により基準が異なります。
以下を参考にしてください。
【学生】
・20歳以上
・アルバイトで安定収入があればOK
・ひとり暮らしより実家暮らしの方が有利
・場合によっては親が連帯保証人になる可能性も
【専業主婦】
・収入が全くない場合は一部の銀行系カードローンのみ(消費者金融系は総量規制の関係で不可)
・配偶者に安定収入があればOK
・扶養内でもパートで安定収入があればOK
【年金受給者】
・消費者金融系カードローン:69歳まで
・銀行系カードローン:65歳前後までが多い
・消費者金融系カードローンは年金以外の収入が必要になる
・銀行系カードローンは一部年金収入のみでOK!
【外国人】
・銀行系カードローン:永住許可が必要
・消費者金融系カードローン:外国人登録証明書、在留カードでOKなところも!
・日本語力が必要
・安定収入が必要
利用限度額が少額で設定されることが多い属性のため、できるだけ少ない借入金額で申し込みをするようにしましょう。審査のハードルも下がります。
Q.資金用途は審査に影響しますか?
A.審査に影響します。
一般的には返済見込みの立つ、一時用途であれば問題ないとされています。好例としてはレジャー、習い事、冠婚葬祭などです。
逆に株やギャンブル、借金の返済などは印象が悪く、審査に落ちる原因となるので気をつけてください。
また銀行のカードローンは事業性資金には使用できません。事業性資金として利用したい場合は、アコムなどの消費者金融系のカードローンに申し込むといいでしょう。
Q.非正社員は審査に落ちますか?
A.非正社員だからという理由で落とされることはありません。
実際にカードローンを利用している非正社員の人は数多くいますから安心してくださいね。
大切なのは収入が安定していることです。同じ勤務先で長く務めていたりすると、返済能力はあるご判断されるでしょう。できれば1年以上は勤続期間があるといいですね。
また非正社員でも社会保険に加入していると、返済能力があると判断されやすくなります。
・所定労働時間:20時間以上
・所定内賃金:月88,000円以上
・雇用見込み:1年以上
・学生以外
・従業員501人以上、または社会保険加入の加入合意がされている500人以下の会社
交渉できる条件であれば勤務先に相談してみるといいでしょう。
Q.勤続期間が短いと審査に落ちますか?
A.勤続年数が短いという理由だけで落ちるわけではありませんが、勤続年数は長い方が審査に通る可能性が高くなります。
会社員の場合は一般的に以下のようにいわれています。できれば1年以上勤続年数があった方が望ましいでしょう。半年以下は審査に非常に不利です。
・勤続年数1年以上:合格ライン
・勤続年数6ヵ月~1年:最低ライン。各ローン会社の判断による。
・勤続年数6ヵ月以下:危険ライン。安定収入が疑われて審査落ちの可能性も。
勤続年数が長いと、今後も安定した収入があるとみなされます。勤続年数が短いとスコアリング評価も低くなるため、ほかの項目でカバーする必要があります。
融資希望額をできる限り低くすると、審査のハードルが下がるのでオススメです。
ちなみに勤続期間をごまかそうとしても収入証明書類などでバレるので、ウソをつくのはやめておきましょう。
Q.居住期間が短いと審査に落ちますか?
A.確かに居住期間は長い方が有利ですが、一概に短いから審査に落ちるとも言いきれません。
たとえば持ち家で住居期間が短い場合には、自宅を購入したと判断されますから大きな影響にはならないでしょう。また勤務先が同じで居住期間が短いと、転勤だと判断されることもあります。
注意したいのは勤続期間と居住期間がどちらも短い場合です。『職を転々として引越しが多いのでは』と収入の不安定さを疑われ、審査で不利にとなる可能性があります。
基本的に属性は総合判断されます。居住期間の短さをカバーするために、同じ会社で長く働くなどほかの審査項目の評価を高くする努力をしてみましょう。
審査に不安があるなら、銀行系のカードローンより消費者金融系のカードローンの方が審査通過率が高いので検討してみてくださいね。
Q.家賃の負担が大きいと審査に落ちますか?
A.残念ながら家賃の割合が大きいと審査に落ちる可能性があります。
家賃負担は全体収入の3割以下が理想とされています。
不動産情報サイトであるアットホームのアンケート調査によると、収入に対する家賃の割合は平均でおよそ35%とのことです。
参考:https://www.athome.co.jp/contents/at-research/vol01/
4割になると危険ゾーンとなり、非常に家計を圧迫します。そうすると返済できる余力がなく、返済が滞るのでは?判断されてしまいがちです。
副業で収入アップをするなど、年収を増やすことをオススメします。
Q.在籍確認がとれないと審査に落ちますか?
A.在籍確認ができないと、勤務先の情報虚偽を疑われて審査に落ちてしまいます。
申し込みで記入する勤務先の電話番号は、自分に繋がりやすい番号を記載するようにしましょう。
もしどうしても電話での在籍確認を避けたい場合、ローン会社によっては書類提出で対応してくれることもあります。
周りにバレるのが怖くてどうしても電話は避けたいなら、一度ローン会社へ相談してみることをオススメします。
Q.申し込み時に嘘情報を記載したら審査に落ちますか?
A.基本的に虚偽情報を記載してもバレてしまいます。
どうにか審査に通りたいとごまかしたくなる気持ちもわかりますがオススメしません。
お金を借りるということは信用取引です。バレたときに信用できない不誠実な相手だと見なされて、審査に落とされてしまいます。
また万が一借り入れできても、契約後にバレると契約が無効になって一括請求される恐れもあります。リスクが高すぎるので、情報は正直に記載するようにしましょう。

今スグお金を借りたい人にFPが提案するカードローンは?

・18,19歳の方は契約に至りづらい可能性がございます。また、収入証明書のご提出が必要になりますので、ご準備をお願いいたします。

・お申込時の年齢が19歳以下の場合は、収入証明書類のご提出が必須となります。
・高校生(定時制高校生および高等専門学校生も含む)はお申込いただけません。



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