カードローン利用限度額の増枠と増額の違いとは?

[最終更新日]2018/09/04

カードローンを使うなら、余裕のある上限で利用したい!そんな時に利用できるのが〝カードローンの増枠 ・ 増額〟今回はよく耳にするこの二つのワードの違いについて、さらに利用限度額を引き上げるためのポイントや注意点申し込みの際の審査内容(在籍確認の内容)などについてまとめています。

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カードローンの増額・増枠の違いとは?

カードローンの利用額をもっと増やしたいと考えたとき、カードローンの「増額・増枠」という方法をとります。
この増額と増枠に違いはあるのでしょうか。

カードローンの増額・増枠の違いとは?

増額と増枠は「利用できる金額を増やす」という点で基本的に同じ意味になります。
詳細に分けると、

  • 増額…「カードローンの借入金額を増やす」
  • 増枠…「カードローンの借入限度額を増やす」

カードローンの増額をすると、借入金額を増やすことができます。

これまでにすでに「50万円」借入している状態で、急にお金が必要になったのでさらに「30万円」を借り入れるというのが「増額」になります。

一方、カードローンの増枠をすると、「借入可能額の上限が増える」ことになります。
今すぐ借り入れるわけではないけれど、将来利用できる金額に余裕を持たせたい場合は「増枠」することになります。

初めてカードローンの申込をした場合、申込者本人の信用情報や属性をもとに審査が行われ、利用限度額が設定されます。そのため最初は20~30万円が上限額と設定される方が多いです。

その後、返済事故などを起こさずしっかり利用している場合に、半年ほどでカードローン会社から増額のお知らせが届きます。

増額をするための条件

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優良顧客になると信用度が高くなるので、カードローン会社から増額の案内が送られてきます。
優良顧客となるための条件は以下のようになっています。

増額をするための条件
  1. 半年以上しっかり返済している
  2. クレヒスがクリーン
  3. 属性のポイントが持続、または上がっている
  4. 他者借り入れが無い

1. 半年以上しっかり返済している

「支払い期日に返済しない」「返済の滞納が続いている」といった金融事故を起こしてしまっている利用者は、カードローン会社にとって「信用度の低い顧客」なので増額の対象にはなりません。

半年以上、返済の遅延・滞納などが無く、利用実績に問題が無いことが条件になります。

2. クレヒスがクリーン

クレヒスとは?

「クレジットヒストリー」の略で、これまでのクレジットカード利用の履歴を意味します。

過去のクレジットカード利用について、返済遅延や滞納などを起こした場合には、事故情報としてクレヒスに登録されています。

クレヒスに事故情報がある場合、その利用者は信用度が低いと判断され、増額の対象外になります。

優良顧客となるためには、クレヒスがクリーンであることが重要です。

生徒
クレヒスは確認できるのでしょうか?
先生
自分のクレヒスは「CIC」「JICC」「KSC」などの個人信用情報機関に開示請求することで確認できます。

3. 属性のポイントが持続、または上がっている

属性とは?

属性とは、「年収」「職業」「家族構成」といった申込者の個人情報のことを意味します。

カードローン会社は信用情報の他に、「属性」も審査の参考にします。

各金融機関は申込者の属性から独自のポイントを計算して、融資可能かどうかを判断します。特に重要視するのは「年収」や「勤務先」になります。

年収が高い人や勤務先が大企業などの人は、職業がアルバイトで年収があまり高くない人よりも「属性ポイント」が高いため、審査に通りやすくなります

これと同様に、属性は優良顧客かどうかを判断する際にも利用されます。

申込時の審査で利用された属性が、現在も変わらないまたは「年収が上がる」など属性が良くなっている場合には、優良顧客とみなされ、増額案内が送られてきます。

4. 他社借り入れが無い

他社からの借り入れが無いことも重要です。

自社のカードローンとは別に、違う会社や銀行から融資を受けている顧客は、「今後返済が苦しくなる可能性がある」と判断されるため、増額案内は届きません。

増額・増枠のメリット

カードローン会社から増額の案内が届きました。増額のメリットってどのようなものがありますか?
金利を下げることができたり、利用限度額に余裕を持たせることができます。

金利を下げる

みなさんはカードローン利用時にかかる金利が、どのように決定しているのかご存知でしょうか?

貸金業者から融資を受ける際には、貸金業法によって定められた金利が適用されるようになっています。
現在の金利の上限は法律で以下のように定められています。

現在の上限金利

  • 借入金額10万円未満20%
  • 借入金額10万円~100万円未満18%【18%~20%の金利での貸し付けは行政処分
  • 借入金額100万円以上15%【15%~20%の金利での貸し付けは行政処分

上記から分かるように、貸金業者からの借り入れ額によって、上限金利が変動する仕組みになっています。

現在の借入金額が50万円の場合、適用される金利の上限は「18%」になっています。

もし利用限度額の増額をして、追加で50万円を借り入れた場合、総額借入額は100万円になるので、上限金利を「15%」まで下げることができます。

このように金利を下げることを目的に、利用限度額の増額をする方もいます。

利用限度額に余裕を持たせる

カードローン利用限度額を増額することで、上限に余裕を持たせることができます。

利用限度額の上限が少ない場合、急にお金が必要になった際に対応できない可能性があります。
もしものために上限に余裕を持たせることができる点も、増額することのメリットです。

増額・増枠を申し込む時の注意

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カードローンを増額する方法として、カードローン会社から増額の案内が届くこと以外に、自分で増額を申し込む方法もあります。

自分で増額を申し込む際には、以下のことに注意が必要です。

増額・増枠を申し込む時の注意
  1. 延滞などをしたことがないか?
  2. カードローンの契約数が複数ないか?
  3. 転職や異動などで属性が下がっていないか?
  4. クレジットカードの利用履歴がクリーンか?
  5. 半年以上カードローンの利用履歴があるか?

1. 延滞などをしたことがないか?

カードローンを増額・増枠する際は、初めて申し込みをするときと同様にカードローン会社による「審査」が行われます。

そのため、カードローン会社は申込者本人の「信用情報」や「個人情報」をもとに増額・増枠を認めても大丈夫かを判断します。

信用情報にキズがついている申込者の増額申請は断られる可能性が非常に高いです。
特にカードローンの返済延滞には注意が必要です。

信用情報機関に「返済延滞」の事故情報が登録されるのは、返済期日から61日以上経過しているにもかかわらず返済が行われない場合です。

2. カードローンの契約数が複数ないか?

カードローンの契約数が複数あるということは、増額申し込みをしたいカードローン以外からも借り入れをしていることになります。

カードローンの複数契約は、借金が増えていると判断されるため、増額審査において非常に不利になります。

とくに短期間に3社以上のカードローン契約を行った場合には『申し込みブラック』という状態になり、増額は厳しくなります。

3. 転職や異動などで属性が下がっていないか?

カードローン会社は審査時に、申込者それぞれに「属性」によるポイントをつけています。

転職や部署異動などによって、契約時よりも属性が下がっている場合は、増額の申請が通りにくくなる可能性があります。

4. クレジットカードの利用履歴がクリーンか?

クレヒスがクリーンな状態であることも重要です。

クレジットカードの返済が滞っている、遅延している等の問題があった場合には、カードローンの増額申請も通らない可能性があります。

携帯電話や家賃などをクレジットカード払いにしている場合にも、滞納や支払いの遅れに注意が必要です。

5. 半年以上カードローンの利用履歴があるか?

カードローンを契約してすぐに増額・増枠申請をしても、審査に通るのは非常に難しいです。

それは「利用実績」がないため、審査をおこなっても、申込者が信用度の高い人なのかを判断することができないからです。

少なくとも、「半年以上」カードローンの利用履歴があり、金融事故などを起こすことなく、しっかりとした利用実績を残していることが大切です。

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2018.05.01

増額の申し込みで減額になることがある?

カードローンの利用限度額を増額するには、「カードローン会社から案内が届く」「自分で増額を申し込む」の2つのパターンがありました。

カードローン会社から増額の案内が届いた場合には、優良顧客と判断されているので特に問題はありません。

一方、自分で増額を申し込む場合には、意に反して利用限度額を「減額」される可能性もあるので注意が必要です。

先程解説したように、利用限度額の増額を申請すると、カードローン会社による審査が行われます。

審査の際に信用情報を確認したところ、「複数のカードローン会社を利用している」「他のカードローンで金融事故を起こしている」等の情報が発覚した場合には、増額申請したにもかかわらず「減額」される可能性があります。

信用情報や個人情報があまりにもひどい場合には「利用停止」になることもあります。

先生
増額申請の前に確認しよう!
自分で増額を申し込む場合には、一度自分の利用状況がクリーンかどうかを確認しておくと良いでしょう。

年収が低くても増額は可能か?

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年収があまり高くないのですが、増額申請することができるでしょうか?
そもそもカードローンは年収の3分の1以上を借り入れることができません。

消費者金融などの「貸金業者」が提供するカードローンを利用する場合、「総量規制」によって年収の3分の1以上を借り入れることができません

総量規制とは?

「貸金業法」によって、借入金額に制限がかけられていること。
利用者の借入残高が、年収の3分の1を超える場合に、新規の借入ができなくなる。

総量規制があるため、年収の3分の1以上を超える利用限度額を設定することができません。つまり、年収の低い人は高い人に比べて、利用可能額の上限は低くなってしまいます。

2017年から銀行カードローンも自主規制をしている!

そもそも総量規制は「貸金業法」で定められているため、貸金業者が対象の規制でした。
しかし、2017年から銀行も自主規制を行っているため、銀行カードローンを利用している場合でも、年収の3分の1を超えて利用限度額を増額することはできません。

カードローンの増額・増枠については、「銀行カードローンの限度額増額・上限引き上げ審査に通るコツ」「消費者金融の限度額増額・引き上げ審査に通るコツ」でそれぞれ詳しく解説しています。

増額・増枠時に審査はある?

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最後に、カードローン利用額の増額審査でも「在籍確認」が行われるのかを解説していきます。

消費者金融カードローンを利用している場合、申し込み時と属性が変わっていないければ在籍確認は省かれることが多いです。

一方で、銀行カードローンの場合、通常電話による在籍確認が行われます。

増額審査での在籍確認はどんな感じ?

利用限度額増額の審査で行われる在籍確認は、申込時に行われる在籍確認と変わりはありません。

在籍確認

在籍確認とは、カードローン会社が利用者の勤務先に電話をして、本当にその職場で働いているのかを確認することです。

勤務先に電話がかかってくると聞くと、「職場の人に借金があることがばれるのでは?」と不安に感じてしまいます。

消費者金融カードローンの在籍確認の電話は基本的に、カードローン会社の担当者の名前、つまり「個人名」でかかってきます。

銀行カードローンの場合、在籍確認の電話は「銀行名」でかかってきます。通常「銀行からの電話=借金をしている」とは思わないです。

そのため、もし自分以外の人が在籍確認の電話に対応したとしても、カードローン会社からの電話だとは気づかれないので安心しましょう。

在籍確認で聞かれること

在籍確認の電話で聞かれることは以下のようになっています。

申込者本人が電話に出た場合

在籍確認の電話に「申込者本人」が対応した場合には、本人の「フルネーム確認」だけで完了です。

勤務先に申込者がいることが確認することが在籍確認の目的なので、フルネーム以外に何か聞かれることは基本的にありません。

申込者が席を外していた場合

申込者が席を外していたり、休みだったりした場合はどうなるでしょうか。

この場合も、「今は席を外している」や「本日は休みを取っている」という内容をカードローン会社側が確認できれば、在籍確認は完了します。

在籍確認はあくまでも「申込者本人が本当にその勤務先で働いているのか」を確認することが目的です。そのため、「今は席を外している、本日は休みを取っている=その会社には在籍している」ことが分かればそれで完了になります。

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2018.08.03

今回は、カードローンの増額・増枠について解説しました。
増額・増枠を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

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2018.05.04

この記事を執筆した専門家

林田紗季
林田紗季
ファイナンシャルプランナー
自ら多重債務で苦しんだ経験をもとに、FP3級を取得しました。現在は『貸金業務取扱主任者』の国家資格取得試験に向け猛勉強中です。「読む人の立場になって、わかりやすく伝える」ことをモットーに生活に役立つ記事を目指しています!趣味は旅行!船でのんびり世界一周旅行が夢です!
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