クレジットカード会社の増税対応策、利用額の5%が実質『値引き』!?

[最終更新日]2019/10/16

2019年10月から、10%に引き上げられる消費税
2014年に続いての引き上げに反感も強い中、政府は景気が停滞しないよう様々な対抗策を講じています。

その1つが、キャッシュレス決済によるポイント還元策『キャッシュレス・消費者還元事業』
クレジットカード、電子マネー、QRコード決済などで、現金を使わずに支払いをすれば、支払額の最大5%分のポイントがもらえる制度です。

が、ポイントがもらえるタイミング、もらえる方法は支払方法ごとにバラバラ。私たち消費者はもちろん、お店でも混乱しているところが少なくありません。

そんな中、大手カード会社6社が「還元分のポイントに相当する額を、請求額から直接差し引く形で還元する」、もしくはする予定だと発表しました。

消費増税時のポイント還元、クレカ6社が実質値引き/朝日新聞

発表したのは、JCB、三井住友カード、ユーシーカード、クレディセゾン、イオンフィナンシャルサービス、三菱UFJニコスの6社。
ただし、この会社のカードであればすべて『値引き』されるわけではありません。

また、請求額からの『値引き』ではなく、ポイントの付与で還元するカード会社、カードもあります。

『値引き』がどうおトクなのか、どのカードが対応しているのか、一気にまとめてチェックしましょう!

『値引き』の仕組み・メリットは?

『キャッシュレス・消費者還元事業』推進にあたり、クレジットカード会6社が発表した還元方法は以下の通り。

『値引き』によるポイント還元方法


商品を購入

商品代金+消費税
クレジットカードで支払い
カード会社
利用額の5%もしくは2%を
請求額から値引き

口座から
商品代金+消費税-利用額の5%(2%)
が引き落とされる

カードそのものでの決済はもちろん、そのカードを登録したApple PayGoogle Payの決済、iD決済なども『値引き』の対象となります。
5%か2%かは、お店によって異なります。

5% 中小店舗
2% コンビニ
フランチャイズチェーン
ガソリンスタンドなど

政府が推進しているのはポイント還元
対して、クレジットカード6社が「利用者におトクだと感じてもらいやすい」と打ち出した『値引き』は、どんなメリットがあるのでしょうか。

①カード決済すれば支払う金額が少なくなる

第一のメリットとして挙げるべきは、支払額が減ること。
還元の対象が、商品の代金ではなく利用額にかかるのが重要なところです。

具体的に金額で見てみると、より分かりやすくなります。10,000円の商品を購入したとして計算してみましょう。

中小店舗など5%還元される場合の
支払い額


商品を購入
10,000円

商品代金+消費税
10,000円+消費税1,000円
クレジットカードで支払い
カード会社
利用額の5%を請求額から値引き
税込11,000円の利用があったので
550円値引き

口座から
商品代金+消費税-利用額の5%
が引き落とされる
10,000円+1,000円-550円
=10450円

コンビニなど2%が還元される場合の
支払い額


商品を購入
10,000円

商品代金+消費税
10,000円+消費税1,000円
クレジットカードで支払い
カード会社
利用額の2%を請求額から値引き
税込11,000円の利用があったので
220円値引き

口座から
商品代金+消費税-利用額の2%
が引き落とされる
10,000円+1,000円-220円
=10780円

消費者から見れば、実質税率4.5%(7.8%)のようなもの。消費税10%どころか現在の8%よりも払う金額は少なくなります

支払額に応じてポイントが付与されるようなカードの場合でも、減ったポイント分は十分賄えるでしょう。

例:還元率1%(100円で1ポイント付与)のカードの場合

11,000円の支払額で、110ポイントが付与。
支払額が10450円になると、ポイントも104ポイントに減る。
が、値引き分は550円なので、1ポイント1円として446円おトク。

★各社とも、『値引き』できる金額は1か月に15,000円分まで、と定めています。

★1か月に還元を受けられる利用額上限
5%還元の店舗のみ利用の場合 300,000円
2%還元の店舗のみ利用の場合 750,000円

コンビニで月75万円も買い物をすることはなかなかないとは思いますが、これ以上の利用額はそのままあなたの負担となりますのでご注意ください。

②加盟店の中でも使える店舗が多い

『キャッシュレス・消費者還元事業』店舗でのポイント還元は、マークを掲示している加盟店でしか受けられません

▼『キャッシュレス・消費者還元事業』マーク

が、マークのあるお店の中でも、導入されているサービスはバラバラ。
交通電子マネーには対応しているけれど、Paypayには対応していない、というお店もあるでしょう。

経済産業省「平成 29 年特定サービス産業実態調査報告書」によれば、クレジットカードの加盟店数629万9710 店
JR東日本会社要覧」に見るSuicaの利用可能店舗数約47万6300店iD公式ページに載っているiD稼働台数93万9000台に比べると圧倒的です。

利用額に応じて行われるクレジットカードの『値引き』。利用できる店舗数が多いのに越したことはありません

還元率2%ではあるものの、全国のコンビニはかなりの確率でクレジットカード決済に対応しているため、普段の買い物から恩恵を受けることができそうです。

『値引き』に参加するカードは?

『キャッシュレス・消費者還元事業』推進にあたり、経済産業省は特設ページを開設。
ポイント還元を受けられるクレジットカードの一覧も見ることができます。

対象となるクレジットカード・デビットカード/経済産業省特設ページ

6社が今回『値引き』を発表したクレジットカードはこちら。あなたの持っているカードは当てはまっていますか?

★『値引き』対象になるクレジットカード(各社公式ページより)

それぞれの会社ごとに、おすすめカードをご紹介しましょう。

①株式会社ジェーシービーのプロパーカードは信用と還元率を両立

JCB カード W

JCB カード W
国際ブランド
年会費 
ポイント還元
発行期間
初年度
2年目〜
無料
無料
1%
最短3日
  • 年会費無料で作りやすく、持ちやすい1枚!
  • 還元率が常時1%でポイントが貯まる!
  • 海外での保険も充実していて安心!

Okidokiポイントの還元率が1%と高く、入会金年会費無料JCBカードWがおすすめ。
『値引き』は加盟店でのカードの利用額にかかるため、加盟店であればネットショッピングでもポイントを得られますOkidokiポイントと『値引き』の二重取りが可能。

高還元のJCB CARD Wはネット通販やサービス利用でさらにお得!

社会人として信用あるプロパーカード(カード会社が発行しているカード)が欲しいなら、JCBオリジナルシリーズもおすすめできます。

高還元のJCB CARD Wはネット通販やサービス利用でさらにお得!
2019.07.31

②25歳以下なら三井住友VISAデビュープラスカード

三井住友VISAデビュープラスカード

三井住友VISAデビュープラスカード
国際ブランド
年会費 
ポイント還元
発行期間
初年度
2年目〜
無料
1,350円
1%
最短3営業日
  • ポイント還元率1%超で通常カードの2倍!
  • 18歳~25歳までの若者限定VISAカード!
  • 入会後3ヶ月はポイント還元率5倍!

あなたが25歳以下であれば、三井住友カード株式会社の三井住友VISAデビュープラスカードをおすすめします。
年会費実質無料、還元率1%に加え、堅実に使っていれば、20代限定のプライムゴールドカード(こちらも『値引き』対象)も手に入りやすくなります。

③株式会社クレディセゾンのセゾンカードは主婦向け

セゾンカードインターナショナル

セゾンカードインターナショナル
国際ブランド
年会費
ポイント還元
発行期間
初年度
2年目〜
無料
無料
0.5%
最短即日
  • 年会費が永年無料!
  • 機械審査だからスピード判定
  • 最短当日に受取可能

セゾンカードの中でも、セゾンカードインターナショナルは、審査で収入面が重視されないカード。収入を理由に審査を不安視している主婦のあなたや勤務年数が短いあなたにおすすめです。

セゾンカードの審査が甘いは嘘!難易度が特殊な理由を解説

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2019.03.23

④イオンカードは自分にあわせた1枚を探せる

イオンカード

イオンカード
国際ブランド
年会費
ポイント還元
発行期間
初年度
2年目〜
無料
無料
0.5%
1~2週間
  • 毎月20日30日はイオン5%オフ!
  • イオン銀行普通預金金利がおトク!
  • イオン銀行ATMなら手数料365日24時間無料!

※現在当サイトからのお申し込み受付を停止しております。ご了承くださいませ。

イオンフィナンシャルサービス社のイオンカード・イオンカードセレクト満18歳以上であれば高校生でも審査を受けられるのが特徴。
WAONや交通系の電子マネー機能をつけられる、カードによって優待を受けられるお店が変わるなど、あなたにあった1枚を探しやすいカードです。
年会費が無料なのもうれしいところ。

イオンカード種類別の特徴一覧!おすすめカードを詳しく解説

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2018.12.20

⑤ユーシーカード株式会社のUCカードはポイント永久不滅

UCカード

UCカード
国際ブランド
年会費 
ポイント還元
発行期間
初年度
2年目〜
1,250円
1,250円
0.5%
2〜3週間
  • 永久不滅ポイントだから交換忘れの心配なし!
  • オンライン補償で安心して利用できる!
  • ポイントの交換先が豊富で嬉しい!

UCカードのポイントは、セゾンカードと同じく永久不滅。銀行系プロパーカードとしての信用も十分です。

⑥三菱UFJニコス株式会社はMUFGカードのみ

三菱UFJニコス「MUFGカード」ゴールド

MUFGカードゴールド
国際ブランド
年会費 
ポイント還元
発行期間
初年度
2年目〜
無料
1,905円
0.4%~0.5%
最短翌営業日
  • 入会で最大8,000円分のポイントが貰えるキャンペーン中!
  • アニバーサリー月は獲得ポイント1.5倍!
  • 利用金額に応じて翌年の獲得ポイントアップ!

MUFGカードゴールドは、年会費が2,000円を切ることで有名。18歳からでも申し込めるゴールドカードです。

<『値引き』に参加しないカード>

大手カード会社の中でも、楽天グループ楽天カードは請求額を『値引き』せず、ポイントで還元することを表明しています。

楽天グループにおける、経済産業省のキャッシュレス・消費者還元事業への キャッシュレス事業者としての登録内容に関するお知らせ

また三菱UFJニコス株式会社も、DCカードニコスカードでは『値引き』はせず、ポイントで還元するとしています。

お持ちのカードが対応していないけれど『値引き』を受けたい、という場合は、年会費無料のカード(JCBカード W、イオンカードなど)をサブカードとして作っておくのも一手かもしれません。

まとめ

  1. クレジットカード6社が打ち出した『値引き』は、利用額の5%(2%)が請求額から引かれるシステム
  2. メリットは支払額そのものが減ること、加盟店の中でもクレジットカードを使える確率は高いこと
  3. 『値引き』不参加、ポイント還元のみのカードもある。

急ピッチで進められてきた増税キャッシュレス普及
両方の政策のメリットをつかめば、おトクにキャッシュレス生活をスタートさせることができるはずです。



この記事の監修専門家

ギーク教授
ギーク教授
元信販会社
国内唯一の国際ブランド会社の本社にて、クレジットカード・キャッシング、個人向け融資の営業、申込受付、審査、部署リーダーなど様々な業務を在職中に経験。客観的かつ公平な読者目線のコンテンツづくりに日々励む。「家族や友人の悩みを解決できる情報提供」をモットーに、お金で苦しむ人が少しでも減る原動力になりたい。
                     

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