「お金がなくてクレジットカードの請求金額がどうしても支払えない!」「こんな時って分割払いの交渉ってできないのかな?」
さまざまな事情でクレジットカードの支払いが突然できなくなってしまうこともありますよね。
実は、そんなときは払えない料金を分割交渉するという方法もあります。交渉の結果、利用料金の分割払いに応じてもらえる可能性がありますよ。
ご利用のクレジットカード会社によっては、一括払いにしたお買い物も、後からリボ払いや分割払いに変更することも可能ですが、支払い期日を過ぎてしまった場合は変更できません。
支払い期日を過ぎても入金が確認できない場合は、料金滞納となってしまいます。
このままでは、遅延延滞金がかさみ、裁判にまで発展する恐れもあります。
そのため支払いできない場合は、カード会社に電話をかけて分割交渉を行いましょう。
「電話で怒られるのでは…」と心配する気持ちもわかりますが、放っておくとさらに悪い事態にもなりかねません。
そこで、今回はそもそも分割払いの交渉や相談は可能なのか?具体的にな交渉方法や注意点について解説していきます。
この記事の目次
クレジットカードの支払いを延滞しそうな場合にまずすること
お金がなくて、クレジットカードの支払いに間に合わない場合、最もやってはいけないことが「放置」することです。
どんな事情で払えないにせよ、支払が困難であると分かった時点ですぐにクレジットカード会社に電話をしましょう。
支払いできない事情があったとしても、連絡もなく支払いに遅れる人は信用してもらえません。
分割払いの相談や交渉をするにも、本当に信用できる人でないと応じてくれるものも応じてくれなくなってしまいます。
また、既に残高不足で延滞してしまっている場合も例外ではないのですぐに連絡しましょう。
ここで重要なのが「なるべく自分から電話する」ということ。
自分から電話をかけて相談をすることで「支払いをするつもりがある」という意思表示ができるため、多少の信用が得られます。
また、すでに支払い期限日を過ぎている場合は、最短翌日にはカードが利用停止になるだけではなく、遅延損害金を支払う必要があります。
支払い期日までにお金が支払えなかった場合に発生するカード会社から請求されるお金のこと。
カード会社によって異なるが、最大で年率14.6%の金利が適用される。
お金がないから利用料金も支払いできないのに、さらに遅延損害金が発生するとなれば、さらに支払い金額が大きくなってしまいますよね。
遅延損害金はカードの引き落とし日翌日から支払いが完了する日数まで発生します。
つまり、延滞すればするほど遅延損害金として支払う金額も大きくなってしまうのです!
こうした遅延損害金のこともあるため、できるだけ早くカード会社に連絡することが大切です。
クレジットカードの支払いが困難な場合に分割交渉は可能?
一括での支払いができない場合、分割払いに応じてくれるクレジットカード会社と、応じてもらえないクレジットカード会社があります。
そもそも、クレジットカードの支払い方法の変更には締切日がありそれを過ぎた、または支払い日を過ぎた場合は原則として変更ができません。
締切日以降の分割払いは、クレジットカード会社の裁量や自身のこれまでの返済実績により変わります。
過去にも支払い遅れをしたり、延滞を繰り返している方は信用が低く、問答無用で一括返済を求められることがあります。
クレジットカードの支払いを分割交渉・相談する方法とは?
では、実際に返済が困難な場合に分割交渉や相談をする方法を確認していきましょう。
①まずは支払いの意思があることを伝える
冒頭でも説明したように、「この人は信用できる」とクレジットカード会社に印象付けなければなりません。
そのため、電話をしたらまずは、支払いができないこと、または遅れてしまうことをしっかりと伝えましょう。
②一括での支払いが困難な理由を詳細に伝える
遅れてしまうことを伝えたら、一括での支払いが困難な理由をなるべく詳細に伝えましょう。
・突然の入院によってお金がない
・退職したため支払えない
等、理由はさまざまかと思いますが、嘘をつくことだけは絶対にしないようにしてください。
嘘がばれて悪質だと見なされれば、詐欺罪に問われてしまう可能性もあります。
③確実に払える返済計画を伝え、約束する
支払いが困難な理由を踏まえ、毎月いくらづつなら返済可能なのか、なるべく具体的に根拠を交えてクレジットカード会社へ提案してください。
やむを得ないと思ってもらえれば、そのとおりに分割払いに対応してもらえる可能性があります。
計画した返済方法意外では、支払いのしようがなく、不可能であれば債務整理を検討していることを伝えましょう。
出来るだけ具体的に、根拠を添えて話す事が大切です。
クレジットカード会社としては、債務整理等の法的措置を取られると利息の回収ができなくなるため、応じてもらえる可能性が高まります。
利息は、クレジットカード会社にとって利益となるものです。
もしも利用者が自己破産などの債務整理を行った場合、利益どころか利用料金すら回収できなくなってしまうため、カード会社にとっては大損となってしまいます。
だからといって、上から目線での態度を取るとかえって信用を失う危険もあります。
そうすると利用停止措置や強制解約等の対応をされることがあるため慎重に交渉を進めてください。
④約束したとおりにきちんと払う
クレジットカード会社が分割払いの計画に応じてくれた場合、必ず計画に沿った返済を行いましょう。
ただでさえ支払いが遅れているので、クレジットカード会社からあなたに対する信用は首の皮一枚で繋がっていると考えてください。
この時点でまた支払いに遅れたり、延滞した場合には強制解約や無条件で一括返済を求められてしまいます。
分割の交渉・相談を断られた場合の対処方法
もし分割交渉や相談を受け入れてもらえなかった場合、どうにかして一括返済するしかありません。
そうすると、一括返済の場合いつなら支払いできるのか?といった交渉になります。
大抵の場合、次の給料日にまとめて支払いするように言われることが多いです。
しかし、すでに退職してしまっている場合などはそれでも厳しいですよね。
次の給料日でも用意できない場合、さらに支払い日が遅れることになりますが、そうすると個人信用情報機関に事故情報として登録されるリスクが高まります。
- 延滞日数が61日を超えてしまった場合
- 1年に3回以上数日の延滞を繰り返した場合
また、強制解約も検討されるでしょう。
延滞や強制解約はブラック情報として記録されてしまいます。新しくクレジットカードを作る際には、ブラック情報があるかないかという点はカード会社が重要視する点です。
ブラック情報は、審査の際に非常に不利な情報となってしまうため、ブラック情報が信用情報機関に記録されている数年の間はクレジットカードを作ることが非常に困難になります。延滞記録が事故情報として登録される期間は最長5年です。
そうすると向こう数年はクレジットカードが作れなくなってしまいます。
クレジットカード無しでは困るという方は、強制解約にならないように、どうにかしてすぐに返済する必要があります。
そういった方はカードローンで必要な額を借り入れ、カード会社へ一括返済するることで、信用情報への影響を最小限に留めることが可能です。
ただし、カードローンを利用する場合、利息の支払いも必要になります。少しでも利息を抑えるには積極的な追加返済を行うことが重要です。ご利用の際はご注意ください。
クレジットカードの分割交渉に成功した口コミ体験談
- 36歳/男性/会社員
◎ 分割交渉した理由
◎ どのように分割交渉したか
- 31歳/女性/会社員
◎ 分割交渉した理由
思った以上に無計画にカードを使用してしまった結果支払いができない状況になりました。
◎ どのように分割交渉したか
諸事情で仕事を退職し、新たに仕事先を探しているがなかなか次の職場が見つからないと伝えた所、とりあえず元金のみの支払いでいいですと言って頂いたため、一括払いではなく元金のみ支払うことで交渉成立となりました。
現在は仕事先が見つかったので、少しずつ返済中です。
- 25歳/男性/会社員
◎ 分割交渉した理由
◎ どのように分割交渉したか
早めに相談した方が、親身になって相談に乗ってくれます。で、その上で口座番号やいつまでに払いますという約束をきちんと守って、振り込んだらまた、電話で話してと言うようにして、完済しました。

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