海外通販サイトのでの支払いで、クレジットカードの使い方を解説していきます。日本の通販サイトと表記が違うため入力欄が分かりにくかったり、手数料やレートの発生もあるため注意が必要です。また入力してもエラーで使えない場合の対処法も解説していきます。
↓今すぐ海外通販サイトでクレジットカードが使えない原因をみる↓
この記事の目次
海外通販サイトでクレジットカード情報を入力する方法
海外通販サイトでクレジットカードを使いたい場合、表記が日本語と異なるためどの欄に何を入力したら良いか不安ですよね。
インターネットショップや通販サイトでクレジットカードを使う際に必要な情報は主に以下の通りです。
これらの表記が英語になるとどうなるか確認しておきましょう。
クレジットカードブランド
海外通販サイトでは、クレジットカードブランドを選択する場合があります。
利用したいクレジットカードブランドを選択するか、クレジットカード番号を入力すると自動的に選択されることがあります。
選択式の場合、選択欄には「Credit card type」と表示されることが多いです。
クレジットカード番号
海外通販サイトでも、日本と同様でクレジットカード番号の入力方法は同じです。
入力欄の表記は「Credit Card Number」または「Card Number」となっています。
クレジットカード名義人
海外通販サイトでのクレジットカード名義人の入力は2パターンあります。
クレジットカードに記載されている名義をそのまま入力するタイプと、姓名を分けて入力するタイプです。
入力方法 | 入力欄の名前 |
---|---|
そのまま入力する | 「Name on card」等 |
姓名を分けて入力する | 「First name」「Last name」 |
欄が分かれている場合は、First nameに名前、Last nameに苗字を入力しましょう。
逆にならないよう注意して下さいね。
有効期限
海外通販サイトでの有効期限入力欄は「Expiration Date」となっています。
月と年をプルダウン式で選ぶタイプと、直接入力するタイプがあります。
直接入力するタイプは、「MM/YY」などと表示されることがあります。
「MM」には月(有効期限の左2ケタ)を、
「YY」には年(有効期限の右2ケタ)を入力しましょう。
セキュリティーコード
セキュリティーコードは通販サイトでのショッピングに必要な3〜4ケタの数字です。
海外通販サイトでのセキュリティーコード入力欄は表記がサイトに寄ってバラバラなことが多く分かりにくいです。
- CARD VERIFICATION NUMBER
- Security code
- CVV
- CVC
- CVV2
これらの表記があった場合は、入力欄にセキュリティーコードを入力しておきましょう。
海外通販サイトのクレジットカード手数料
海外通販サイトでクレジットカードを利用する基本的に外貨建て決済になります。
そのため、各クレジットカードの国際ブランドごとに事務手数料(為替手数料)が決済代金に上乗せされます。
手数料は国際ブランドによって1.30%〜2.16%に定められています。
また、外貨の場合為替レート(両替のレート)によって日本円での支払い額に差がありますね。
為替レートも国際ブランドによって異なります。
為替レートは常に変動しており、レートが決定するタイミングは海外通販サイトからクレジットカード会社へ決済情報が届いたタイミングとなります。
海外通販サイトでクレジットカードが使えない原因と対処法
海外通販サイトでクレジットカードが使えない場合、以下の原因に当てはまるケースが多いです。
心当たりがないかチェックしてみましょう。
チェックしよう!
入力ミスをしている
冒頭でも紹介したように、海外通販サイトのクレジットカード入力欄は表記が分かりにくいため入力を間違えやすいです。
クレジットカード番号、名義人、有効期限、セキュリティーコードの入力内容や場所が間違っていないか今一度確認しましょう。
特に有効期限やセキュリティーコードは入力間違いが多いです。
未対応のブランド
残念ながら海外通販サイトによっては使えない国際ブランドがある場合があります。
大抵の場合、利用できる国際ブランドはクレジットカード情報入力画面の番号欄付近に載っています。
もし自分のクレジットカード国際ブランドが未対応のサイトでも、PayPalに対応していればほとんどのクレジットカードで買い物することができます。
PayPalについては後述。
不正利用を疑われている
海外通販サイトでクレジットカードを利用した場合(特に初めて海外通販サイトを使う場合)に稀にあるのが、不正利用の疑いによるクレジットカードの利用停止です。
クレジットカードのセキュリティ機能は日々進化しており、通常のショッピングのパターンとは違う行動があると自動検知され「この決済は本人によるものではなく、不正利用ではないか?」というように判断されるケースあります。
つまり、初めて海外通販サイトを使った場合や、利用したことのないサイトを使おうとした場合に検知されやすくなっています。
これは「カード不正検知システム」などと呼ばれます。
このセキュリティ機能によって利用停止されている場合、本当に本人の利用なのかクレジットカード会社から電話やメールで連絡が来るので、自分の意思での支払いであることを伝えれば解除してもらえます。
本人認証サービスが未設定
海外通販サイトでVISAカードを利用する場合「VISA認証サービス(VbV)」の登録が必要となります。
VISAカードを使おうとして決済ができないようなケースではこの「VISA認証サービス(VbV)」をすることによって利用できるようになることが多いです。
「VISA認証サービス(VbV)」は海外通販サイトでクレジットカード情報をする際に、設定したパスワードやワンタイムパスワードを入力することで本人確認ができるサービスのことです。
通常のクレジットカード決済よりも高い安全性があるため、クレジットカードを使えるようにするためにもVISAカードを持っている方は登録しておきましょう。
「VISA認証サービス(VbV)」持っているクレジットカード会社の会員サイトから登録可能です。
サイト側のエラー
こればかりはどうしようもありませんが、利用しようとしている海外通販サイトで「アクセス集中」「サーバダウン」「メンテナンス中」等の理由からクレジットカードが使えないというケースもあります。
このような場合は、何かしらのエラー画面が出るはずなので時間をあけて待つしかありません。
サイトが復旧するまで待ちましょう。
クレジットカード登録住所と送付先の住所が違う
海外通販サイトの場合住所は英語で入力しますが、クレジットカード会社に登録している住所と違うと承認がされずエラーとなってしまうケースもあります。
決済しようとして、住所(Adress)に関するエラーが表示された場合にはクレジットカード会社に登録している住所と違いないか確認してみましょう。
海外通販サイトでクレジットカードを安全に使うコツ
海外通販サイトでクレジットカードを使おうとする場合、不正利用や詐欺に巻き込まれないか不安になりますよね。
基本的にクレジットカードは不正利用補償が付いていますが、そもそもトラブルに巻き込まれないようにすることも大切と言えます。
有効かつ手軽にできる対策は、本人認証サービスに登録する事です。
登録をした上で、対応している通販サイトのみ利用するだけで、大概のトラブルを回避できます。
国際ブランド | 対応している本人認証サービス |
---|---|
VISA | VISA認証サービス(VbV) |
JCB | J/Secure(ジェイセキュア) |
アメックス | American Express SafeKey (アメリカン・エキスプレス・セーフキー) |
持っているクレジットカードが上記のような本人認証サービスを利用できるか確認しておきましょう。
安全な海外通販サイトの見分け方
上で紹介した本人認証サービスのような認証サービスに対応していない海外通販サイトを利用する場合、詐欺サイトでないかしっかりと確認しておく必要があります。
例えば
- URLのアドレスバーに鍵マークが付いていて「https」から始まる
- 不自然なまでに安い
- 会社情報がおかしい・無い
サイトのURL欄に、「保護されていない通信」と表示される場合は、クレジットカード情報の入力に注意が必要です。必ずしも詐欺サイトとは限りませんが気をつけるべきです。
また、不自然なまでに商品の値段が安すぎるパターンも非常に怪しいです。
クレジットカード情報のスキミング目的でなくても、偽ブランド品である可能性が高いです。
サイトに運営会社の情報が記載されていなかったり、情報が不自然な場合はクレジットカードの情報入力は避けた方が良いでしょう。
これらのような怪しい海外通販サイトでクレジットカードを利用し詐欺にあっても、本人の意思で決済した場合にはクレジットカード会社は補償してくれません。
そのため、利用する海外通販サイトは慎重に選びましょう。
もし誤って怪しい海外通販サイトでクレジットカード情報を入力してしまって不安な場合は、クレジットカード会社に電話すると利用停止してもらえる場合があります。
クレジットカード番号を入力したくない場合
クレジットカード番号は怖いから入力したくない!でも購入にはクレジットカードが必要・・・
という場合、以下の方法であれば海外通販サイトでも安全に決済することができます。
①PayPalを利用する
PayPalとはインターネットサイトや通販サイト上で使える高い安全性のある決済システムです。
PayPalに自分のクレジットカードを登録し海外通販サイトなどでPayPalを利用して支払うと、後から登録したクレジットカードから利用分が引き落としされます。
直接クレジットカード情報を海外通販サイトへ入力する必要がないため安心して使うことができます。
また、PayPalを使って買い物をして、商品が届かない等のトラブルが発生した場合の保護にも対応しています。
PayPalを利用するにはPayPalアカウントの作成と利用先のサイトがPayPal決済に対応している必要があります。
PayPalの使い方やメリット・デメリット、注意点については以下の記事を参考にしてみてください!
②プリペイドカードを利用する
プリペイドカードとは、クレジットカードとほとんど同じように使えるカードで支払い方法に違いがあります。
通常クレジットカードは使った分を後払い方式で支払いますが、プリペイドカードの場合使う金額を事前にチャージ(入金)し、チャージした分だけクレジットカードと同じように使える仕組みになっています。
クレジットカードの場合、利用限度額まで使えるといった性質上、入力した情報が漏れると上限いっぱいまで不正利用されるリスクがありますが、その点プリペイドカードなら使う分しかチャージしないため不正利用されても被害が最低限ですむのです。
プリペイドカードには「バンドルカード」や「Vプリカ」等があり、海外通販サイト以外にも使い勝手が良いのでおすすめです。
プリペイドカードの使い方やメリット・デメリットについては以下の記事を参考にしてみてください!
海外通販サイト利用時の明細での見え方
海外通販サイトでクレジットカードを利用した場合、利用明細には日本円での請求金額に加え詳細情報が記載されます。
- 決済した通過の種類(ドルやウォンなど)
- 換算レート(現地通貨に対していくらで両替し、事務手数料の%を加えた値段か)
- 換算日(何日時点での為替レートを使用したか)
万が一、海外通販サイト利用後に心当たりの無い決済が明細にあった場合は不正利用の可能性もゼロではありません。
まずは抑えておくべきクレジットカードをネットで使う方法や注意点を、こちらのクレジットカードのネット通販での使い方を流れで解説!で解説しているのでぜひご参照ください。

この記事の監修専門家