クレジットカードは1枚だけよりも、異なる特徴を持った2、3枚のカードを使い分けした方がお得です。メインカードとサブカードを決める方法や、効果的な使い分け方を詳しく紹介していきます。また複数枚のクレジットカードを管理する方法についても解説。
この記事の目次
クレジットカードは複数枚使い分けるべき?
クレジットカードの利用目的は大きく分けて
- ポイント還元率の高いクレジットカード
- 優待・特典が良いカード
- ステータス性の高いクレジットカード
の3種類に分けられます。
このようにクレジットカードは種類によって特性が大きく異なるため、これらの目的にあわせて最低2枚、理想は3枚のカードを複数枚を使い分けるのがおすすめです。
逆にこれ以上増やすのは、管理が大変になるためあまりおすすめできません。
クレジットカードを複数枚持つメリット
クレジットカードを複数使い分けするメリットは以下の通りです。
①クレジットカードを使えるお店が増える
1枚しかクレジットカードを持たないと自分の持っている国際ブランドに対応していない加盟店で使えないというデメリットが出てきます。
クレジットカードには「VISA」「Master」「JCB」「AMEX」といった国際ブランドがあります。
お店によって使える国際ブランドと使えない国際ブランドがあります。
そのため1種類のクレジットカードしか持っていないと、場所によってはクレジットカード決済ができないというケースが出てきてしまうのです。
そのため、最低2種類、理想は3種類の国際ブランドをのクレジットカードを持っておくことで、クレジットカードを使えるお店ならどこでも使えるようになります。
②特典のいいとこ取りができる
クレジットカードには、特定の利用先のお店によってポイント還元率が高くなったり、割引を受けられたり、特別な特典が受けられたりという特典があることが多いです。
どこで使っても同じポイント還元率で、器用貧乏なクレジットカードでも良いのですが、普段買い物する先によってクレジットカードを使い分けると絶大な効果を得ることができます。
例えば、普段は高還元率のクレジットカードを使用し、スーパーで買い物する際にはスーパーで割引を受けられるクレジットカードを使用する等の工夫ができます。
クレジットカードを1枚しか持たないと割引やポイント、特典の取りこぼしが増えてしまうと考えましょう。
③シーンによって使い分けできる
クレジットカードにはステータスという概念が存在します。
ステータスが低いクレジットカードを使うことは恥ずかしいことではありませんが、ポイント還元率目的で年会費無料のカードを高級レストランやホテルで出すのに気が引けるという方もいるでしょう。
ステータスの高いクレジットカードとは、要は格の高いクレジットカードのことですが、1枚もっておくだけで「社会的信用がある」「社会的地位がある」「収入が安定している」といった印象を周りに与えることができます。
普段はポイント目的のカードを主に使用し、記念日やデートといった場面で使い分けするのもおすすめです。
おすすめのクレジットカード使い分け方
クレジットカードは使い分けがおすすめと言ったものの、残念ながら万人に当てはまる使い分け方というのは存在しません。
クレジットカードにはかなり多くの種類があるため組み合わせを選ぶのは難しそうに思えますが、選ぶポイントさえおさえておけば簡単です。
①メインカードとサブカードを決めておく
クレジットカードはメインカードとサブカードを分けるようにしましょう。
メインカードとは、普段の買い物で最も利用頻度の高いクレジットカードを差します。
サブカードは特定の利用先や特典を目的がある際に使うカードのことです。
クレジットカードは基本的に以下の3つの特徴のあるカードを使い分けることをおすすめします。
チェックしよう!
- ポイント還元率の高いクレジットカード
- 割引優待・その他特典が良いカード
- ステータス性の高いクレジットカード
この中でも最も重要視する要素を持ったカードをメインカードとし、それ以外をサブカードとするのがおすすめです。
②複数ブランドをもっておく
冒頭でも紹介した通り、クレジットカードの国際ブランドによって使える店、使えない店があります。
そのため、せっかく種類を使い分けても国際ブランドが被ってしまっては意味がありません。
特性を優先しても良いですが、なるべくバラバラの国際ブランドを選ぶと良いでしょう。
また、国際ブランドによっては使えるお店が多かったり、逆に少なかったりするので選ぶ基準にしましょう。
- VISA、Master→世界中で使えるお店が多い
- AMEX、JCB→使えるお店が少ない
クレジットカード使い分けの注意点
クレジットカードを複数枚使い分けはメリットを紹介しましたが、枚数が増えることによるデメリットがあるのも事実です。
ただ、以下の4点に注意しておけば問題ありません。
①保有枚数に注意
いろいろな優待特典やポイント還元を受けられるようにクレジットカードを作りすぎてしまっては意味がありません。
なぜなら、使い分けする利用先が増えることによって、得られるポイントや特典が分散しすぎてしまうためです。
ポイントや特典の完全な取りこぼしを防ぐことはできないので、ある程度目的を絞りクレジットカードを厳選しましょう。
また、使わずに放置しているクレジットカードがあると、クレジットカード会社としては当然心情が良くないため、有効期限後に更新拒否されるケースもあるようです。
使わない不要なクレジットカードは解約しましょう。
②支払い管理に注意
クレジットカードの枚数が増えると、その分締め日・支払い日の管理もバラバラになり大変です。
支払い日が同じクレジットカードだけで固める手もありますが、それができない場合にはそれぞれの支払い日を忘れないように注意する必要があります。
複数枚のクレジットカードを管理する場合、クレジットカードを連動させられる家計簿アプリの活用がおすすめです。
支払い金額や支払日などを一括管理することができます。
③年会費に注意
ステータスが高いクレジットカードや、優待特典が充実しているクレジットカードは年会費が発生するものがあります。
年会費がかかるクレジットカードを複数持っている場合、年間でかなりのコストがかかってしまうケースもあります。
「ポイント還元率や優待特典に目がくらみ作ったはいいけど、年会費分のもとが取れなかった・・・」
などということが無いようにしましょう。
すべて年会費無料のクレジットカードで固める必要はありませんが、年会費分の価値があるかしっかりと見極めましょう。
④安全管理に注意
クレジットカードがいくつもあると、1枚紛失したくらいでは無くなったことに気が付きにくいです。
そのためバラバラに管理するのは危険です。
とはいえ、1つの財布で複数枚のクレジットカードを一括で管理している場合、財布をなくすとそれぞれのクレジットカード会社へ連絡して再発行の手続きをする必要があります。
どちらにせよリスクはあるため、自分自身でしっかりと安全管理をする必要があります。
使い分けにおすすめのクレジットカード
クレジットカードにはたくさんの種類がありますし、生活スタイルによっておすすめの組み合わせは大きく異なります。
その中でも比較的使い分けに適しているおすすめのクレジットカードがあるのでぜひチェックしてみてください。
自分の生活スタイルにあったもの同士を組み合わせみましょう。
- ポイント還元率重視のクレジットカード
- 割引や優待特典重視のクレジットカード
- ステータス性重視のクレジットカード
この中から2つか3つ使い分けがおすすめです。
どれをメインカードにし、サブカードにするかは自分次第です。
ポイント還元率重視のカード
- 主婦、学生、バイトもOK!
- 100円1ポイント、楽天市場利用で2倍貯まる!
- 年会費無料!
年会費(初年度) | 年会費(2年目以降) | 発行期間 | ||
無料 | 無料 | 1週間程度 | ||
還元率 | マイル還元率 | 利用可能枠 | ||
1% | — | — | ||
電子マネー | 国際ブランド | |||
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- 年会費無料
- 即日発行
- 審査が不安
- マイル
が貯まる - ポイント
が貯まる
- ETCカード
- リボ払い
- 海外旅行保険
- 国内旅行保険
- ショッピング保険
ポイント還元率が高いクレジットカードです。
Tポイントの貯まるカードも持っていますが、期間固定ポイントの利用範囲が限られていてポイント消化が難しく感じます。
マイレージ等何か目的がある方は、使い方にあっているか他のカードと比べられた方が良いと思います。
どのカードも使い方次第。の一面があると思いますが知人に勧めるとすればこのカードです。
OricoCard THE POINT
- 入会後6ヶ月間は還元率2%!
- ETCカード年会費無料!
- ポイントは常時1%還元!

年会費(初年度) | 年会費(2年目以降) | 発行期間 | ||
無料 | 無料 | 約8営業日 | ||
還元率 | マイル還元率 | 利用可能枠 | ||
1.0% | — | 300万円 | ||
電子マネー | 国際ブランド | |||
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- 年会費無料
- 即日発行
- 審査が不安
- マイル
が貯まる - ポイント
が貯まる
- ETCカード
- リボ払い
- 海外旅行保険
- 国内旅行保険
- ショッピング保険
ネットで買い物をすることが多かったので、ネット通販に強いカードを希望していました。
オリコモールというサイトがあり、カード利用者は定期的にポイント還元アップなどのキャンペーンがあるので、それが一番の申し込みをした理由です。
ポイントが永久不滅ではなく、1年期限なので、貯めて大きく使おうと思うと不便ですが、オリコモールを経由して、普段使っているネットサイトの買い物で、ポイントが最大で14%還元されたことがあります。
割引優待・特典重視のカード
- 毎月20日30日はイオン5%オフ!
- イオングループ対象店舗ならWAON POINTがいつでも2倍!
- 最短5分でカード情報がアプリに届いてすぐ使える!
年会費(初年度) | 年会費(2年目以降) | 発行期間 | ||
無料 | 無料 | 最短5分 | ||
還元率 | マイル還元率 | 利用可能枠 | ||
0.5% | — | — | ||
電子マネー | 国際ブランド | |||
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- 年会費無料
- 即日発行
- 審査が不安
- マイル
が貯まる - ポイント
が貯まる
- ETCカード
- リボ払い
- 海外旅行保険
- 国内旅行保険
- ショッピング保険
イオンをよく利用することが多いので、買い物したときに勧められてイオンカードの申し込みをしました。
ショッピングではポイント還元率が0.5%と他のカードに比べて低いですが、色々な場所でイオンポイントがついて、お客様感謝デーだと5パーセント割引があります。
特に審査も厳しくなく、パート程度の私でも簡単に作れました。審査スピードも遅くはありませんでした。
現在のキャンペーンはこちら。
開催期間 |
---|
・申込期間:2023/1/11~2/10 ・利用期間:2023/1/11~3/10 |
<利用条件の詳細>
①カードご入会特典
・利用期間中、1回でもクレジット払いご利用いただくと1,000WAON POINT進呈(JMBカードは500マイル進呈)
②カードご利用特典
A・3,000WAON POINT 進呈(JMBカードは1,500マイル進呈)
※クレジット払い20,000円(税込)以上利用者の中から抽選で5,000名
B・15,000WAON POINT 進呈(JMBカードは7,500マイル進呈)
※クレジット払い40,000円(税込)以上利用者の中から抽選で400名
※利用特典A、Bの重複進呈は無し となります。
▼カード名称 ※キャンペーン対象券種の詳細
・イオンカードセレクト
・ミッキーセレクト
・トイセレクト
・ミニオンズセレクト
・イオンカード(ミニオンズ)
・イオンカード(WAON一体型)
・ミッキー(WAON一体型)
・トイ(WAON一体型)
・イオンJMBカード
・イオン首都高カード
・イオン E-NEXCO passカード
・KASUMIカード
・イオンTHRU WAYカード
・イオン NEXCO中日本カード
・東北電力カード
・イオンNEXCO西日本カード
・イオンカード(SKE48)
・マルエツカード
・イオンカード(櫻坂46)
・住友不動産ショッピングシティ
ステータス性重視のクレジットカード
- 世界屈指のステータスカード!
- 充実の補償サービス!
- 入会キャンペーン、優待が豊富!
年会費(初年度) | 年会費(2年目以降) | 発行期間 | ||
12,000円+消費税 | 12,000円+消費税 | 最短1~3週間 | ||
還元率 | マイル還元率 | 利用可能枠 | ||
1.0% | — | — | ||
電子マネー | 国際ブランド | |||
![]() |
- 年会費無料
- 即日発行
- 審査が不安
- マイル
が貯まる - ポイント
が貯まる
- ETCカード
- リボ払い
- 海外旅行保険
- 国内旅行保険
- ショッピング保険
アメックスはVISAやMASTERに比べて使える店舗が少ないと言われていますが、アメックスはJCBと提携しており、日本で利用するのであれば不便に感じるシチュエーションはまず無いと思います。
利用履歴を積み重ねれば、グリーンでも一月の決済可能金額は100万円を越えてきます。私はクレジットカードに求められる最重要の機能は決済能力だと思考えており、オペレーターに事前に連絡する事で決済可能金額について柔軟に対応して貰えますので、いざという時に安心です。
クレジットカードは電子マネーとも使い分けすべき?
少し難易度は高めですが、もし可能であれば電子マネーとも使い分けも視野に入れてみましょう。
電子マネーの種類によってはお店で割引を受けられるケースが多いため、クレジットカードと連動型(ポストペイ型)の電子マネーを利用したり、電子マネーへクレジットカードでチャージをすればポイントや割引を二重取りすることができます。
クレジットカードと電子マネーの併用や使い分け方法は以下の記事で解説しています。
まずは抑えておくべきクレジットカードの上手い使い方に関連する記事を、こちらのクレジットカードの上手い使い方・コツでまとめてあるのでぜひご参照ください。

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