社内ブラックが原因でクレジットカード審査に通らない理由

[最終更新日]2019/01/09

社内ブラックが原因でクレジットカード審査に通らない理由

1度社内ブラックになると永久に消えることはなく、2度とそのカードの審査や関連会社が運営するカードやローン審査に通らなくなります。当記事では恐ろしい社内ブラックの仕組みやブラックリスト登録される条件、社内ブラックになったらどうすれば良いのかを解説しています。

社内ブラックとは?

社内ブラック情報の保管期間は無期限

社内ブラックとはクレジットカード会社が社内だけの情報として持っている申込者やカード会員のブラックリストのことです。

クレジットカードの審査工程では、申込者に滞納等の金融事故がないか個人信用情報機関を開示して調査します。

個人信用情報機関の照会とは別で社内ブラックの情報に記録がないかも調べて、もし社内ブラックだった場合は審査落ちとなってしまうのです。

社内ブラックになると、ブラックリスト入りしたカード会社やグループ関連会社が扱うカードやローン審査にすべて通らなくなります。

社内ブラック情報の保管期間は無期限!

個人信用情報機関に記録されている信用情報(事故情報、異動情報含む)は記録されてから5年でリセットされます。しかし、社内ブラックの情報は永久に消えることはありません。

つまり社内ブラックになってしまうと、一生そのクレジットカードを含む関連会社が扱うカードやローン等も利用できなくなります。また、社内ブラックの情報は一切公開してもらえないので、自分が審査に落ちた原因が社内ブラックだったとしても知ることはできません。

社内ブラックの記録は削除できる?

社内ブラックの記録は、天才ハッカーでもない限り削除することはできません。

わたしの知人のハッカーで個人信用情報機関にハッキングして異動情報を完全に削除したというものもいますが、犯罪ですし一般人はどうしようもないので諦めるしかありません。

社内ブラックになる条件は強制解約!

社内ブラックになる基準はカード会社によってそれぞれ異なり、一切公表されておりません。

しかし、わたしが勤めていたカード会社では基本的に何らかの理由で強制解約になった場合、または申し込み時点で規約違反を起こしている場合に社内ブラックリストへ登録されます。

ブラックリスト入りの原因を下記にまとめてみました。

債務整理(自己破産・任意整理など)

カード契約中に当該カードで支払いができなくなり、任意整理・自己破産・民事再生のいづれかを行った場合、個人信用情報機関への異動記録だけではなく、カード会社の社内ブラックリストに登録され、以後一切カード発行ができなくなります。

カード会社によっては過払金請求でも社内ブラックになることもあるので注意が必要です。

支払い遅れによる強制解約

支払い遅れによって強制解約になってしまった場合、社内ブラックに登録されます。

1度強制解約になると、一生社内ブラックは消えず再度申し込みしても100%審査に通らなくなってしまいます。

カードの悪用による責任問題でトラブルになり強制解約

これはわたしがカード会社に勤めていた頃によくあった事例なのですが、カードの紛失や盗難による不正利用に対する補償が適用されず、カード会社とトラブルになって支払いを拒否したり、裁判沙汰が原因で強制解約になり、社内ブラックとなるケースです。

何らかのトラブルで強制解約になった場合

上記に挙げた以外にも、何らかの規約違反やトラブルが原因で強制解約となった場合は社内ブラックとなります。

例えば、クレジットカードの現金化は規約違反です。

虚偽申し込みで審査落ち

カードを利用していなくても、申し込みをした際に虚偽内容が原因で審査落ちになっていた場合、ブラックリスト登録されるケースがあります。

気づかないうちに社内ブラックリストになることも!

実は上記で解説した社内ブラックになる5つの条件は一般的なもので、他にも見落としてはいけない落とし穴があります。

『このカード会社で金融事故など何もないのに審査に落ちた』、『審査に落ちる理由が何もないのにことごとく通らない』という方は、思わぬところで社内ブラックになっている可能性があります。

カード会社が審査業務を別会社へ委託しているケース

カード会社によっては、自社で審査業務を行わず別会社へ委託している場合がよくあります。

審査業務を受託している会社は1つのカード会社だけではなく、何社も引き受けていることが一般的です。

例えば・・・

Aカード会社、Bカード会社、Cカード会社の審査業務を受託している企業があったとします。

Aカードの申込者が、BカードまたはCカードで過去に滞納などの金融事故を起こしていた場合はAカードの審査に落ちる仕組みです。

カード会社が審査業務を別会社へ委託しているケース

カード会社が保証業務やローン事業も行っているケース

厄介なのは、Aカード社・Bカード社・Cカード社がクレジットカード事業の他に、ローン事業や保証業務・割賦販売など多岐にわたって金融関連サービスを行っている場合です。

多岐にわたる金融関連サービス

下記の図は、クレジットカードの審査業務を受託している株式会社キューピタスという会社を事例にわかりやすく解説したものです。

株式会社キュービタスの事例

クレジットカードのプロセシング業務受託(審査、信用管理、事務処理等)を行う株式会社キューピタスは、UCカード・クレディセゾン・みずほフィナンシャルグループの業務・資本提携により共同設立された会社です。

キューピタスへ業務委託している企業は下記です。

  1. クレディセゾン(セゾンカード・セゾンUCなど)
  2. UCグループカード
  3. ビューカード
  4. オリエントコーポレーション(オリコカードなど)

例えば、オリコカードはクレジットカードの他にもカードローンや自動車ローン、パーソナルジムの分割ローン、ジムの月会費決済代行など多数の金融サービスを持っています。

つまり、ジムの月会費滞納が原因でオリコカードだけではなく、関連性のあるビューカードやセゾンカード、みずほマイレージクラブカードの審査も落ちてしまうのです!

社内ブラックになったらどうすれば良い?

自分が社内ブラックなのかは、申し込みカードの関連サービス(ローンや他カード等)に申し込みして審査に落ちるか試してみるとわかりやすいです。

社内ブラックの情報は申し込みしたカード会社と、そのカード会社に関連する会社やサービスに情報共有されます。そのため、そのカード会社とは全く関係のない会社が発行しているクレジットカードなら審査に通ることが可能です。(個人信用情報機関に金融事故の記録がないことを前提としています)

社内ブラックのカード会社と全く関係ないカードを探すには、下記のチェックポイントを抑えておきましょう。

チェックしよう!

  • 審査は自社か業務委託どっち?
  • 業務委託の場合は情報共有されてしまうカードを全てチェック
  • 申し込みしたカードは他にローンや保証業務やってない?

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2018.11.22



この記事の監修専門家

ギーク教授
ギーク教授
元信販会社
国内唯一の国際ブランド会社の本社にて、クレジットカード・キャッシング、個人向け融資の営業、申込受付、審査、部署リーダーなど様々な業務を在職中に経験。客観的かつ公平な読者目線のコンテンツづくりに日々励む。「家族や友人の悩みを解決できる情報提供」をモットーに、お金で苦しむ人が少しでも減る原動力になりたい。

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