学生がクレジットカード審査に通らない理由は学生専用カードを選んでないからです。今回は、学生向けクレジットカードの審査が甘い理由や選び方、審査の仕組み、おすすめの学生向けクレジットカードをご紹介します。
学生向けおすすめクレジットカード3選
当記事はこんな方におすすめ!
- これからクレジットカードを作ろうと考えている未成年(18歳以上)の学生の方
- これからクレジットカードを作ろうと考えている20歳以上の学生の方
- 審査に落ちてしまった学生の方
当ページでは、「審査が甘い」とよく言われる「学生向けカード」の審査の仕組みについて解説していきます。
学生(専門学生や大学生)がクレジットカードを作ろうとするとき、一般の方とは異なり、「本人の信用情報」の他に「親権者の信用情報」も見られることがあります。
そのため、「親権者の信用情報」に問題がある時、審査が甘いといわれている学生向けカードでも審査に落ちてしまう可能性があります。
また、クレジットカード審査に不安がある学生におすすめの「審査が甘い学生向けカードの特徴」についても解説していきます。
この記事の目次
学生向けクレジットカードの審査が甘い理由
「学生向けクレジットカード」は、一般的に「審査が甘い」という認識があります。
学生向けクレジットカードの審査が甘い理由は、カード会社にとって「学生」は最も獲得したい超有力顧客であるからです。
ある利用者が、学生時代に「最初の1枚」として作ったクレジットカードは、社会人になった後も、何年も継続して使い続けてくれるケースが多いということを、カード会社は知っています。
上記の円グラフは、「学生時代に契約・保有していたクレジットカードを、社会人になってからも保有しているか」について当社でアンケートをとった結果です。
半数以上の人たちが、学生時代に作ったクレジットカードを社会人になってからも保有し続けていることが分かりました。
学生の時に作ったカードを社会人になってからも使い続けてもらえれば、年会費のかかるゴールドカードへの移行を勧めたり、保険・リボ払い・キャッシングの案内を送ったりすることができます。
また、学生は社会人よりも「大きな支払い」をする機会が少なく、限度額を低めに設定できるので、貸し倒れになるリスクが低いという点も、学生向けクレジットカードの審査が甘い理由の一つと言えます。
学生向けクレジットカードは独自審査
学生向けクレジットカードでは、一般のクレジットカードとは異なる「独自の審査」を採用しています。
「申込者の親権者(親)の信用情報」を重視した審査のことです。
学生向けクレジットカードに申し込んでくる学生は、そもそも「未成年」であったり「バイトはしているけれど収入は決して高くない学生」であったりします。
そのため、カード会社は「契約者の学生に支払う能力が無くても、親権者(親)が代わりに支払いをしてくれる」と考えているのです。
つまり、親権者(学生の代わりに支払いをしてくれる人)の信用情報をチェックして、特に問題が無ければ、たとえ申込者である学生の収入がゼロであっても、審査に通過できる仕組みになっています。
審査が甘い学生向けカードに通らない人
上記の仕組みによって、未成年であったり、アルバイトをしておらず収入がゼロの学生であっても、基本的には学生向けカードの審査には通過することができます。
しかし、時折「審査落ち」してしまう学生の方がいます。
「審査が甘い」と言われている学生向けクレジットカードで「審査落ち」してしまう原因には、以下の2点が考えられます。
- 親権者(親)の信用情報にキズがある
- 申込者本人(学生)に「支払い延滞・滞納」の履歴がある
親権者(親)の信用情報にキズがある
学生向けカードの審査に通らなかった場合、親権者(親)の信用情報にキズがある可能性が考えられます。
先述している通り、学生向けカードの審査は「親権者(親)の信用情報」が重視される仕組みになっています。
そのため、親権者(親)が過去に「金融事故」を起こしてしまい「ブラックリスト」入りしている場合、いくら審査が甘くても学生向けカード審査に落とされてしまいます。
カードローンやクレジットカードの利用において、「支払いの延滞・滞納」・「強制解約」・「代位弁済」・「債務整理」などを総称した呼び方。
「個人信用情報機関」に金融事故情報が登録されている状態のこと。
現在、日本には「CIC」「JICC」「KSC(全国銀行協会)」とよばれる3つの個人信用情報機関があります。
消費者のクレジットカードや各種ローンの「利用状況」や「申込状況」は、この個人信用情報機関に登録・保管されています。
申込者本人(学生)に「支払い延滞・滞納」の履歴がある
「親権者(親)の信用情報にキズがある」こと以外に考えられる審査落ちの理由としては、「申込者本人(学生)に『支払い延滞・滞納』の履歴がある」ことです。
「初めてのクレジットカードを作ろうとしているのだから、『支払い延滞・滞納』なんてあるわけがない」と思われた方もいるはずです。
実は、信用情報として個人信用情報機関に登録される情報は、クレジットカード利用・カードローン利用以外にもあります。
それが「携帯電話の分割払い料金」です。
携帯電話・スマホを購入する際に、端末の本体代金を「分割払い」としている方もいるはずです。
そして、端末本体の分割払いは「月々の基本料金」に組み込まれているケースがほとんどです。
この場合、「月々の基本料金」の支払いを延滞・滞納してしまうと、個人信用情報機関に「金融事故情報」として登録されてしまいます。
つまり「信用情報にキズがついている状態(ブラックリスト)」になってしまいます。
たとえクレジットカード・カードローンの利用経験が無くても、携帯電話の分割払い料金を延滞・滞納した経験がある場合、学生向けカードの審査に落とされてしまうので注意が必要です。
審査が甘い学生向けクレジットカードの選び方
ここからは、審査が甘い学生向けクレジットカードの選び方についてご紹介していきます。
なるべく確実にクレジットカード審査に通過したいと考えている学生の方は、以下のような特徴をもつカードを選びましょう。
①入会キャンペーンを常に行っている
審査に通過しやすいカードローンの特徴の一つが、「入会キャンペーンを行っている」ことです。
「入会キャンペーン」を実施しているカード会社は、カード入会者を増やしたいと思っています。
そのため、入会キャンペーン中のクレジットカードは審査が甘くなると考えられます。
なるべく審査通過の確率を挙げたい場合は、「ポイントプレゼント」や「キャッシュバック」などのキャンペーンを行っているカードを選びましょう。
②即日発行のクレジットカード
「即日発行のクレジットカード」を選ぶことで、学生であっても審査に通過しやすくなります。
クレジットカードには、「銀行系」「消費者金融系」「流通系」「信販系」の4つに分類することができ、そのうち即日発行可能な「消費者金融系」のクレジットカードは、他のカードより審査が甘く、通過しやすいと考えられます。
学生でも審査に通過しやすいカードを選ぶ際には、即日発行のクレジットカードに注目しましょう。
③学生専用のクレジットカード
申込対象者を専門学生や大学生としている「学生専用のクレジットカード」を選べば、基本的に学生の方は審査に通過できます。
審査の基準も「親権者(親)の信用情報」に重きが置かれているため、未成年の方やアルバイトをしていない方でも、安心して申し込むことができます。
学生専用カードを「未成年の学生」が申し込む際には、親権者の同意と学生証の提示が必要になります。
審査が甘い学生向けクレジットカードおすすめベスト3
それではここで、審査が甘い学生向けクレジットカードの「おすすめベスト3」をご紹介します。
どのクレジットカードを申し込めば良いか悩んでいる学生の方は、ぜひ参考にしてください。
学生専用ライフカードは無収入でもOK!
「学生専用ライフカード」は、その名の通り、学生生活をサポートしてくれるクレジットカードです。
高校生を除く満18歳以上満25歳以下で、大学・大学院・短期大学・専門学校に在学中の方のみ申し込むことができます。
申込対象者を学生のみに限定している「学生専用」カードであるため、審査方法も「独自審査」によって「収入の無い学生でも審査に通過しやすい」カードであると考えることができます。
年会費は永年無料で、「学生専用お問い合わせ窓口」や「携帯料金決済に使用することで、毎月抽選でAmazonギフト券プレゼント」など、「学生特典」も充実しています。
さらに、「海外旅行傷害保険の自動付帯」「海外でのカード利用で5%キャッシュバック」など、学生の海外旅行を徹底サポートしてくれます。
三井住友カードデビュープラスは18歳〜25歳限定で学生向け
「三井住友カードデビュープラス」は、満18歳(高校生を除く)~25歳未満の方を入会対象者としているクレジットカードです。
年会費は初年度無料で、翌年以降も前年に1度でもカード利用があれば無料となります。
ポイントは一般的なクラシックカードの「2倍」となっており、入会後3か月間は「5倍」になります。
このデビュープラスカードは、申込時に「学生の方」を選択することができます。
学生として申し込むことで、「独自審査」により、審査に通過しやすくなると考えられます。
(利用可能枠は、10~80万円)
JCBカードWは39歳以上限定で年会費無料
「JCBカード W」は、18歳以上39歳以下で安定継続収入のある方、または高校生を除く18歳以上39歳以下で学生の方を申込対象者としているクレジットカードです。
「安定継続収入のある方」と「学生の方」を区別していることから、「独自審査」によって、収入の無い学生であっても審査に通過しやすいカードであると考えることができます。
当カードは、年会費無料で、一般的なJCBカードと比較すると、ポイント還元率が2倍となっています。
海外旅行傷害保険付きなので、海外旅行を検討している学生の方にもオススメできます。
さらに、ポイント優待サイトでAmazonやYahoo!ショッピングなどを利用したネットショッピングをすると、ポイントが最大20倍になるという特典もあります。
まとめ
今回は、審査が甘い学生向けクレジットカードについて解説してきました。
クレジットカードの作成を検討されている学生さんは、ぜひ当記事を参考に、自分に合ったクレジットカードに申し込みしてください。
また、クレジットカード審査に落ちてしまった学生の方や、無職の方は、「審査が甘いクレジットカード比較・おすすめランキング2019」、「審査なしのおすすめクレジットカード」の記事も参考にしてみてください。

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