『JALカードの審査基準ってどうなの?』『審査の流れや期間は?』『なんで私が落ちたの!!』といった方に今日はJALカードの2018年最新審査状況を解説していきます!
JALカードの特徴とメリット・デメリット
既にJALカードに申し込まれた、という方もいらっしゃると思いますが、これからJALカードを発行しようとお思いの方のために、まずはJALカードの特徴とメリット・デメリットについて簡単に触れていきます。
JALカードの特徴
JALカードとは、JALマイレージバンクカードにクレジット機能が付与されたカードです。飛行機に搭乗せずともクレジット利用でお得にマイルを貯めることができるカードで、「航空系」と呼ばれるジャンルに属します。
VISAやJCB等の中から国際ブランドが選択可能である、様々な提携先と提携したカードがある、国内旅行保険・海外旅行保険共に付帯している、学生でも申し込み可能などの特徴を持ちます。
JALカードのメリット・デメリット
メリット
①マイルを貯める手段が豊富に用意されている
②連携できる電子マネーの種類が多い
それぞれ順に解説していきましょう。
①マイルを貯める手段が豊富に用意されている
JALカードの本質は「マイルを貯める」ためのカードです。そのため、あらゆる方法でマイルを貯めることが可能となっています。
まずはカードに新規入会すると「入会搭乗ボーナス」として、普通カードであれば1,000マイル(カードのグレードによってはさらに多くのマイルがもらえます)が自動で付与されます。ただ入会するだけで1,000マイルですから、これはなかなか大盤振る舞いでしょう。
そして、JALグループ便への毎年初回搭乗時に「初回搭乗ボーナス」として、1,000マイルor2,000マイル(カードの種類によって異なります)をプレゼント。もちろん飛行機利用によるマイルは、これとは別にきちんと計算されます。つまり「入会搭乗ボーナス」と合わせて考えると、入会初年度は1度飛行機に乗るだけで、少なくとも2,000マイルが自動で付与されることになります。
加えて、フライト時に付与されるマイルも特別に上乗せされます。普通カードの場合は10%、CLUB-Aカード以上のカードであれば25%の上乗せとなるため、JALカードを持っているかいないかで、フライトの度に貯まるマイルにどんどん差が付いていくことになります。
もちろんクレジットカードですので、ショッピング利用でマイルを貯めることも可能です。通常の場合だと200円で1マイルという還元率ですが、JALカードの特約店で利用することによって200円で2マイルの還元率となります。また、JALカードショッピングマイル・プレミアムというサービス(年会費3,240円)に加入することで、100円で1マイルという還元率で利用することも可能です。JALカードなので貯まるのはポイントではなくあくまでマイルですが、ポイント高還元率のカードと同じような感覚で利用することができます。
このように、フライトでもショッピングでもマイルを貯めやすい特典が多数付帯しています。
②連携できる電子マネーの種類が多い
JALカードは、連携できる電子マネーの種類の多さも魅力の1つです。普段使っている電子マネーの機能を乗せることができれば、より効率的にカードを利用することが可能です。
Suica・PASMO・WAONと、多くの方が利用している電子マネーが対象となっているので、メリットを享受できる人も多いでしょう。
デメリット
①お得に利用するためには年会費以外の負担が必要
②JALのフライト関係以外へのマイル交換の交換率が悪い
こちらも順に解説していきます。
①お得に利用するためには年会費以外の負担が必要
まずそもそも年会費として、2,160円が必要(初年度は年会費無料)です。年会費無料で様々な付帯特典が付いてくるクレジットカードも増えてきている中で。この負担は地味に大きいものです。
そして、上でも少し触れましたが、ショッピングでマイルを効率的に貯めるには、年会費3,240円のJALカードショッピングマイル・プレミアムというサービスに加入しなければなりません。また、フライトでのマイル獲得率をアップさせるためには、年会費2,160円のツアープレミアムへの加入も必須です。
ショッピング利用が多い場合にはJALカードショッピングマイル・プレミアムのみ、フライト利用が多い場合にはツアープレミアムのみというような加入も可能ですが、どちらにしろ追加料金が発生することは避けられません。
年間のカード利用額とポイントの貯まり方・追加費用等を天秤にかけた上で、各種サービスに加入するのかどうかを判断しなければなりません。
②JALのフライト関係以外へのマイル交換の交換率が悪い
JALカードで貯まるマイルは、「特別航空券」と呼ばれる航空券に交換する以外にも、グルメや日用品などのJALが用意した商品ラインナップのものと交換できたり、提携先企業のポイントと交換することが可能です。
しかし、その交換率は特別航空券と交換する場合と比べて非常に悪く、特別航空券に交換する以外の選択肢が実質的にない、と言っても過言ではありません。その上、特別航空券は交換にかなり多くのマイルを必要とするので、計画的にマイルを貯めていかないと交換し切れないマイルが出てきてしまう可能性があります。これなら、多様な選択肢のあるポイントを貯めるほうがいいという考え方もあるでしょう。
JALカードの審査基準
実際にJALカードを申し込むにあたって重要な、審査基準について解説を行っていきます。
JALカードの申し込み資格
JALカードの申し込み資格は非常にシンプルで、本会員の方の場合は「18歳以上(高校生を除く)の方で、日本に生活基盤があり、日本国内でのお支払いが可能な方」というものです。
また、家族会員の場合は「本会員の方と生計を同一にする配偶者・両親・18歳以上(高校生を除く)のお子様」となっています。
なお、JALカードには様々なラインナップがあり、JALカードSuicaとJALアメリカン・エキスプレス・カードの場合は申し込み条件が多少異なります。
・JALカードSuica
→日本国内にお住まいの満18歳以上(高校生を除く)の方で、電話連絡の取れる方
・JALアメックスカード
→18歳以上(高校生を除く)で本人または配偶者に安定した収入のある方
これら2種類のカードの申し込み条件を合わせて考えても、全体的に緩い申し込み条件となっています。
JALカードの審査に落ちる理由
このように、非常に幅広い人が申込可能なJALカードですが、審査に落ちてしまうことはあり得ます。
審査落ちになってしまうのはショックなことですが、その理由としてはどのようなことが考えられるでしょうか。
①収入面でJALカードが求める基準に達していない
②信用情報上に問題がある
③クレジットカードの多重申し込みをしてしまっている
以上3つに関して順に説明していきましょう。
①収入面でJALカードが求める基準に達していない
申込み資格には、収入や年収・勤続年数等に関する文言はありませんでしたが、審査をする以上は何かしらの基準があってしかるべきです。
申し込み基準・審査基準は明らかにされていないため、「年収〇〇万円以上あればOK」ということは分かりませんが、入会申込書をチェックされ「入会申請者の収入では定期的な返済は難しい」と判断されてしまえば、スコアリングの段階でJALカードの審査に落ちてしまうことは考えられます。
②信用情報上に問題がある
過去に、クレジットカードや銀行系・消費者金融系のカードローンの支払いを遅延したことがある場合には、個人信用情報機関に登録されている信用情報に、「事故情報」という延滞情報が記録されている可能性があります。
この事故情報は、数年の間信用情報上に残り続けるため、その間はJALカードに限らず全てのクレジットカードの審査に通過できない状況になります。この状態に該当している場合には、既定の年月が過ぎ、信用情報上から事故情報が消えるのを待つしかありません。
また、信用情報は外部信用情報機関に登録されているものに限りません。クレジットカードの発行会社やカードローン会社・各金融機関等は、自社で独自に信用情報を記録しています。そして、この社内情報は信用機関に登録されている個人情報とは異なり、時間経過によって消え去る類のものではありません。
JALカードの審査を行う可能性があるのは、JCBと三菱UFJニコス株式会社ですが、これらの会社との取引で過去に問題を起こしたことがある場合には、社内の登録情報の影響で今後ずっとJALカードを発行できない可能性が高いと言えます。特に三菱UFJニコス株式会社は、三菱系・ニコス系のクレジットカードを中心に幅広く審査を行っている会社なので、注意しておきたいところです。
③クレジットカードの多重申し込みをしてしまっている
これは②に近い内容なのですが、②が「過去に起こしてしまった問題」なのに対して、③は「現在起こしてしまっている問題」ということができます。
クレジットカードを少しでも早く発行したい場合などには、「たくさん申し込んで早く返事が来たところのカードを発行しよう」と考える人もいるのではないでしょうか。
しかし実は、クレジットカードの申し込み情報というのも信用情報機関にリアルタイムで記録されていくため、申し込み者が多重申し込みを行っていることが一目でバレてしまいます。この状況のことを一般的に「申し込みブラック」と呼ぶのですが、申し込みブラックに陥ってしまった場合も審査に落ちる可能性が非常に高くなっています。
過去に何も問題が無くとも、今行っている行為のせいで審査に落ちてしまうため、非常にもったいないと言えます。多重申し込みは絶対に避けましょう。
JALカードの審査に通過するポイント
「JALカードの審査に落ちる理由」から考えると、JALカードの審査に通過するためのポイントは
①できるだけ安定して高い年収を稼ぐ
②過去に少しでも支払いを延滞したことのある国際ブランドのカードは避ける
③多重申し込みをしない(多くとも2社まで)
の3つです。
この3つのポイントを確認した上で、カード選びおよび申し込みを行うようにしましょう。在籍確認にはしっかり対応する、カードローンの借入残高はできるだけ減らしておく、などの基本的なことも忘れずに!
JALカードの審査に落ちた方はACマスターカードがオススメ!
もしJALカードの審査に落ちてしまった場合はどうすればいいでしょうか。発行を検討していたカードが発行できなかったわけですから、予定が狂いますよね。そんな時には「発行のしやすさ」に定評のあるACマスターカードがオススメです。
JALカードとACマスターカードの比較表
JALカードとACマスターカードの違いが分かりやすいように、各カードの特徴を表で比較してみましょう。
JALカード(普通カード) | ACマスターカード | |
---|---|---|
年会費 | 2,160円(初年度無料) | 無料 |
ポイント還元率 | 200円=1マイル | ポイントサービス無し |
発行スピード | 3週間~1か月程度 | 最短即日 |
付帯サービス | 旅行傷害保険等 | 無し |
表を見比べてみると、JALカードのほうが年会費がかかる代わりに「色々付いている」というような印象を受けます。
ACマスターカードは年会費が無料だけれども、ポイントサービスも付帯サービスもありません。本当にACマスターカードはオススメなのでしょうか?
発行スピード、クレヒス育成
確かにJALカードには、ACマスターカードにはない様々な付帯サービスが付いていますし、色々な方法でマイルを貯めることも可能です。
しかしそれらのサービスは全て、実際にカードを利用できて初めて享受できるものです。カードを発行できない状態では、絵に描いた餅に過ぎません。
JALカードの審査に落ちてしまうような場合には、JALカードの審査に通れる状態になるために、段階を踏んでいかなければなりません。
発行数が多く、クレヒス育成に有効活用できるACマスターカードを利用するのが非常に便利なのです。発行スピードも最短即日発行なので、すぐにクレヒス育成に取り組むことが可能です。
JALカードはマイルを貯めやすい非常に便利なカードですが、もしもJALカードを発行できないような場合には、まずはACマスターカードの発行を検討してみてはいかがでしょうか。
クレジットカード審査落ちの理由や対策、審査に通るコツに関する記事を下記のページに全てわかりやすくまとめました。

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