こんにちは!ライターのmiyamotoです!今回は、携帯電話の料金の遅延・滞納がクレヒス(クレジットヒストリー)に与える影響についてのお話です。
クレジットヒストリーは、クレジットカードやローンなどの利用履歴のことです。
新しくクレジットカードを作ったり、カードローン、銀行ローンなどを利用する時に関係してくる信用情報のひとつでもあります。
「携帯電話の料金は現金で払っているから影響はないでしょ!」と感じる人も多いでしょうが、実はそこに落とし穴があるのです。
携帯電話の料金の内訳を知っていますか?
携帯電話の料金は、毎月口座引き落としですか?
それとも振込用紙(「コンビニ振込票」「コンビニ振込用紙」「払込取扱票」など)で支払いに行っていますか?
いずれにしても、確認していただきたいのは「明細の内訳」です。
毎月の通話料やパケット通信料などとともに、携帯電話本体の価格を分割で支払っている人は多いと思います。
実は、この携帯電話の本体価格の分割払いは、れっきとした「割賦販売」、つまりいわゆるクレジット払いと同じものなのです。
そのため、この分割払いを含んだ毎月の携帯電話の料金の支払い遅延や滞納があると、クレジットカードやカードローン、銀行のローンと同じようにブラックリストに載るリスクがあるのです。
近年では、高価なスマートフォンやタブレットなどを購入する人も増えており、その通話料やパケット料金とともに分割された端末本体料金を支払っている人も多くなっています。
なのに、毎月課せられた分割料金は明細の中で目立たず、あまり意識していない人の方が多いもの事実です。
携帯電話の料金を遅延、滞納したら
携帯電話、スマートフォンなどの本体価格の分割払いの情報は、クレジットカードなどの情報を共有している信用情報機関「CIC」で管理されています。
CICは割賦販売法と貸金業法に基づく指定信用情報機関であり、クレジットカードやローンに関する業者が情報を共有して審査に役立てています。
つまり、携帯電話の遅延や滞納があったら、クレジットカードが作りにくくなったり、利用限度額が制限されるリスクすらあるということです。
携帯電話の遅延や滞納はいつからクレヒスに載るの?
携帯電話の料金遅延や滞納による信用情報への記載のルールは、クレジットカードでの遅延や滞納とほとんど同じと考えて良いでしょう。
つまり、3ヶ月以上の滞納が続くと延滞となり、共有される信用情報には「異動情報(事故情報)」が載ることになると考えられます。
また、短い期間の「遅延」であっても、それが何度も続くと信用情報は傷ついていきます。
一度でも遅れると一時的に「遅延」を示すマークが信用情報には載っていると考えておきましょう。
異動情報が載った際のリスクとは?
異動情報が信用情報に載ることを、一般的に「ブラックリスト入り」などと呼ぶことがあります。
ブラックリストになってしまうと、あらゆる借り入れや分割払い、クレジットが新たに始められなくなったり、制限がかけられるリスクが高くなります。
それは銀行でもクレジットカードでも消費者金融でも共有されているため、意外なところでNGとなってしまい、人生設計に支障が出ることすらあります。
- 住宅ローン
- 自動車ローン
- リース契約
なども対象となり、生活や仕事にも差し支えることとなります。
クレヒスを守るための対策は?
クレジットヒストリーが傷つく事で、将来に渡って大きなリスクとなる可能性もあるため、携帯電話の明細の中に「携帯端末の割賦料金」が含まれている人は要注意です。
たかだか数千円の分割料金の遅延のために、何千万円ものマイホームローンが組めなくなるおそれもあることを忘れないようにしましょう。
クレヒスを守って将来を守るためには、遅延をしないことと、遅延してもすぐにそれをカバーすることが必要となります。
延滞は3ヶ月以上の延滞から
クレジットヒストリーは、3ヶ月以上の延滞で「異動情報」となります。
つまり、それまでであれば「遅延」として扱われるということです。
延滞による異動情報は、携帯の分割料金を支払い終わってから5年間は消えません。
携帯端末の分割の多くは2年間となっているので、はじめの頃に延滞すれば約7年もの間ブラックリストとして扱われる恐れがあるということです。
遅延ならばまだ間に合うかも!
延滞にならないようにすれば、ブラックリスト(異動情報)のリスクもありませんし、もっと早く不名誉な「遅延マーク」を消すことができるようです。
遅延してしまっても、その後24ヶ月間きちんと支払いをすれば遅延マークは消えると言われています。
そのため、3ヶ月以上支払いを遅らせないようにすれば、まだ間に合います。
当然一日も遅れないことがもっとも良いことですが、一度遅れたからといって落ちこむ必要はありません。
携帯端末の支払いがある人は遅延・滞納に注意を
携帯電話の料金は、現金で払おうが引き落としであろうが、その内容に「携帯端末の代金の分割」が含まれている場合にはクレジットヒストリーに影響があります。
将来のマイホームなどの計画にも影響を及ぼす恐れがあるため、遅延や滞納には十分に注意しましょう。
もちろん、携帯端末の分割のない人も正しく料金は収めなければいけないことは言うまでもありません。
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