『スルガ銀行カードローンの審査基準は?』巷ではスルガ銀行カードローンの審査が独自審査で通りやすいという情報がありますが、本当なのでしょうか?そこで今回は、審査基準や内容、審査の流れなど基本知識〜審査に通るためのコツや落ちる要因をご紹介します。
スルガ銀行カードローンの審査基準は?
カードローンの審査には一定の基準が設けられており、その基準を超えた人だけが審査に通過できます。この審査基準というものは、業種によってそれぞれの法律が定められています。

- 『貸金業法』に基づいて貸付業務を行なう消費者金融カードローン
- 『銀行法』に基づいて貸付業務を行なう銀行カードローン
そのため、『審査が甘い』または『審査なし』と宣伝しているカードローン会社の場合には、そもそもカードローン会社に適用されている『貸金業法』や『銀行法』に違反した業者であり、闇金である可能性も非常に高いといえます。
ただし、カードローン会社の属性(保証会社のタイプ・審査通過率・おまとめに強いなどの特徴)によって自分に合ったカードローン会社を探すことは可能です。
自分の条件に合うカードローンへ申し込みをすることによって、必然的に審査に通過しやすくなることはあります。
スルガ銀行カードローンの審査に通過可能かどうかを調べるためには、スルガ銀行カードローンの属性を調べて自分に合っているかどうかを確認することが大切です。
保証会社がどこなのかで判断する
銀行の取り扱うカードローンは、ほとんどの場合カードローン業務を保証会社に委託しています。
保証会社とは、利用者の保証人や連帯保証人のような役割を果たす企業のことで、万が一利用者が返済不能に陥った時に、本人に代わって返済を行ないます。
そのためスルガ銀行では、銀行の指定する保証会社の審査に通過できない方はカードローンを利用することができません。
またスルガ銀行では、利用するカードローンサービスやプランの組み合わせ、申し込み方法や借り入れ希望額に応じて保証会社が変化するという独自の方法を用いて審査を行なっています。
スルガ銀行カードローンが委託している保証会社は下記の通りです。

- スルガ・キャピタル株式会社
- ダイレクトワン株式会社
- 株式会社オリエントコーポレーション
- SMBCコンシューマーファイナンス株式会社
それでは、それぞれの保証会社の属性(情報)を見ていきましょう。
スルガ銀行カードローンの保証会社の属性
スルガ・キャピタル株式会社
スルガ・キャピタル株式会社は、スルガ銀行のグループ会社です。
スルガ銀行の住宅ローンやカードローンなどの保証業務の他にも、車両や機器装置などのリース業務も行なっています。また、スルガ銀行で取り扱う全てのカードローン商品の保証会社となっています。
銀行ローンを専門とした保証業務を行なっているため、消費者金融系の保証会社と比較すると、細かく審査内容をチェックする傾向があると推測できます。
ダイレクトワン株式会社
ダイレクトワン株式会社は、スルガ銀行グループの連結子会社である消費者金融です。
「ダイレクトワン」というオリジナルのカード商品を取り扱うカードローン商品となっており、「スルガ銀行カードローン リザーブドプラン」の審査業務を、希望金額や申込方法に応じて行なっています。
スルガ銀行グループの連結子会社となっていますが、消費者金融系の保証会社ですので、比較的審通過しやすい傾向があると推測できます。
株式会社オリエントコーポレーション
クレジットカードの「オリコカード」などを発行している信販系の会社です。
クレジットカードの他にも自動車ローンなどの各種ローンも取り扱っており、「スルガ銀行カードローン リザーブドプラン」の審査業務を、希望金額や申込方法に応じて行なっています。
銀行系の次に審査難易度が高いタイプであるといわれており、消費者金融系の保証会社よりは、審査に通過しにくい保証会社であると推測できます。
SMBCコンシューマーファイナンス株式会社
SMBCコンシューマーファイナンス株式会社は、大手消費者金融であるプロミスやモビットなどを取り扱う消費者金融系の保証会社です。
都市銀行や全国の地方銀行のローン商品の保証業務を手広く行なっており、スルガ銀行の自動貸し越しサービスの審査を申込方法や申し込み金額に応じて行なっています。
消費者金融系の保証会社となっているため、比較的審査通過しやすい傾向があると推測できます。
保証会社によって審査難易度の傾向が分かる
銀行側が定めている審査基準に加えて委託している保証会社のタイプによって、審査にもある程度の特徴が現れます。
銀行系カードローン
- 他のタイプに比べて審査に通過しにくい
- 申込者に求められる社会的ステータスも他のタイプに比べて高い
- 社会人3〜4年目以降、または信販系などである程度実績がある人が審査通過対象の目安
信販系カードローン
- 銀行系の次に審査に通過しにくい
- 過去に車のローンやクレジットカードなどでの信用実績がある程度必要
- 社会人1〜2年目で、ある程度の信用実績がある人が審査通過対象の目安
消費者金融
- 3つのタイプの中で一番審査に通過しやすい
- 中には、信用情報が全くない人でも審査通過できる業者も存在する(ただし銀行の定める審査基準によっても通過できるかどうかは違う)
新規貸付、おまとめ、借り換えのどちらに強いのか
自分に合ったカードローンを見つけるためには、カードローンの特徴を知ることが大切です。
今回は、カードローンの強みとして明記されることの多い『新規貸付に強い』と『おまとめに強い』という観点から、スルガ銀行カードローンにはどのような特徴があるのかを見ていきましょう。
スルガ銀行カードローンは新規貸付に強いのか?
スルガ銀行カードローンでは審査通過率を公表していないため、新規での通過しやすさを数字で把握することはできません。
しかし、どのカードローン商品でも銀行系の保証会社を立てていることからも、消費者金融などに比べると審査に通過しにくいカードローンであるといえます。
ただし、スルガ銀行の代表的なカードローンである『カードローンリザーブドプラン』では、申込条件を『契約時の年齢が20歳以上70歳以下で、安定した収入のある方』としており、収入の金額や役職などの条件は設けていません。
他社借入金額などの他の要素にも左右されますが、一般的に社会人経験が3〜4年目の方であれば、問題なく審査通過が可能なカードローンであることが推測できます。
よって、スルガ銀行カードローンは特別新規貸付に強いカードローンとはいえません。
スルガ銀行カードローンはおまとめに強いのか?
スルガ銀行カードローンは、銀行法に基づいてカードローンの貸し付け業務を行なっているため、貸金業法に基づいて規制されている『総量規制』の対象外となっています。
総量規制の対象となっている金融機関では、利用者の年収の3分の1までしか貸し付けることができませんが、スルガ銀行は総量規制の対象外ですので年収の3分の1以上の貸し付けも可能です。
また、おまとめに特化したローンサービスである『リザーブドプランプラス』という商品がありますので、おまとめの相談がしやすくなっています。
スルガ銀行カードローンの審査落ちに影響する5つの要素
『スルガ銀行カードローンに申し込みをしたいけど、審査通過できるか不安』という方も多いのではないでしょうか。
スルガ銀行カードローンでは、審査の段階で残念ながら審査落ちしてしまう人も中にはいますが、審査落ちしてしまう人には共通する要素があり、下記のいずれかに該当している場合に審査落ちしてしまう傾向があります。
②継続的な収入がない職種及び雇用形態、年収が低い
③他社借入が複数ある、総量規制の問題
④申し込みブラック
⑤スーパーホワイト
※専業主婦の場合は、配偶者が上記の審査対象になります。
それでは1つずつ詳しく説明していきます。
①支払い滞納等による事故情報が信用情報に記録されている
スルガ銀行に限らずカードローン審査では、信用情報機関に保管されている申込者の個人信用情報を確認します。
個人信用情報とは、個人と企業とのお金の貸し借りが記録された情報となっており、企業を問わず貸し借りを行なった情報は全て記録されています。
返済日を守って返済をしており、過去の取り引きがスムーズに行なわれていれば特に問題はないのですが、長期の滞納などで返済トラブルをおこした場合には『信用事故』として信用情報に記録されます。
一度この信用事故の記録がついてしまうと、通称『ブラック』の状態となり信用事故の内容によって5〜10年ほどローンなどの審査に通過することができなくなります。
ちなみに『信用事故』として記録されるものには、下記のようなものがあります。
利用者に代わって保証会社が返済をする『代位弁済』
『債務整理』『自己破産』『個人再生』『任意整理』などの債務減額手続き
何らかの理由で解約手続きが行なわれる『強制解約』

②継続的な収入がない職種及び雇用形態、年収が低い
スルガ銀行カードローンでは、アルバイトやパートでも利用可能となっており、年収の金額に制限を設けていません。
しかし、あまりにも年収が低すぎる場合や、継続的な収入のない職業や雇用形態の場合、契約書類などに記載してある『安定した収入』という利用条件を満たすことができないため、審査落ちする可能性があります。
③他社借入が複数ある、総量規制の問題
スルガ銀行カードローンを申し込むタイミングで、他社借入が複数ある方も注意が必要です。
たとえばスルガ銀行カードローン リザーブドプランプラスでは最高限度額が800万円となっており、銀行法に基づいて貸し付けを行なっています。そのため貸金業法の定める『年収の3分の1以上の貸し付け』を規制する総量規制の対象ではありません。
また『ローンのおまとめ専用サービス』を提供していることからも、他社借入に対して比較的寛容なカードローンではあります。しかしスルガ銀行に限らず、一般的におまとめなどを得意としているカードローンでも、他社借入数や利用額が増えるとトラブル回避の予防線を張るため、徐々に審査通過が厳しくなります。

- 借入件数1〜2社…◯
- 借入件数3〜4社…△
- 借入件数5社以上…×
審査通過の可能性は借入額によっても左右されますが、おまとめを強みとしているカードローン会社でも他社借入が5社以上になる場合には、審査に通過するのはかなり難しいといえます。
④申し込みブラック
『スルガ銀行カードローンの審査に落ちた場合に備えて、他社への申し込みをしたい。』と考える方もいるかもしれませんが、これは多重申し込みや連続申し込みと認識されて審査に落ちる可能性があります。
カードローンやクレジットカードなどの申し込み状況は、審査時に確認する個人信用情報にて確認することができます。そのため、他社のカードローンに申し込みをしている場合には『いつ』『どこに』申し込みをしたのか一目瞭然となります。
その結果『複数社に申し込みをしている=お金に困っている』と判断され審査落ちする可能性があります。
1社落ちると他も審査落ちになる危険性あり
さらに、多重申し込みや連続申し込みでどこか1社でも審査落ちしてしまった場合には、『審査落ち』の記録が残ります。
この記録を確認されて、他のカードローン会社でも『申し込みをして審査落ちしているからこの人は怪しい。』と判断され、申し込みしたカードローン会社全てが審査落ちとなる悪循環に陥る可能性もあります。
⑤スーパーホワイト
スルガ銀行カードローンの審査に落ちてしまう原因で、信用情報記録が全くない『スーパーホワイト』という状態があります。これは、過去の信用情報が一切記録されておらず履歴が真っ白な状態のためこのように呼ばれています。
この『スーパーホワイト』という状態になってしまうのには、2種類の原因があります。

- 今までローンなどを全く利用したことがない現金主義者
- 金融事故により記録が削除された元ブラック
カードローンの審査では、スーパーホワイトの理由について調べることはありません。
申込者が20代の場合には、今までローンを組んだことがないということも考えられますが、30歳を超えてローンを組んだりクレジットカードを利用したことがないとは考えにくいため、自動的に『元ブラック』と判断されて審査落ちになる場合があります。
スルガ銀行カードローンの審査に通すコツとは?
スルガ銀行カードローンにて審査落ちしてしまう理由が分かったところで、次はスルガ銀行カードローンの審査に通過するコツについて説明していきます。
①信用情報にはキズをつけずにクレヒスを磨く
スルガ銀行には、いくつかのカードローン商品が存在しますが、どのカードローン商品を選んでも必ず委託先の保証会社となっているのが『スルガ・キャピタル株式会社』です。
このスルガ・キャピタルは銀行系の保証会社となっており、審査に関しても詳細なチェックが行なわれることが予測できます。
消費者金融系カードローンなどの場合、長期的な延滞や債務整理などで記録される『信用事故』が記録されていない限りはある程度大目に見てもらえることもありますが、スルガ銀行カードローンでは数日程度の遅れでも厳しく確認される可能性があります。
よって、現在も他社での取り引きがある方であれば、返済期日をしっかり守ってクレヒスを磨いておくことが大切です。
②スルガ銀行カードローンの強みを把握する
スルガ銀行カードローンでは、審査通過率を公開していないため審査通過率を数字で確認することができません。また、保証会社に銀行系の会社が必ず入っていることからも新規貸し付けに強いカードローン会社とはいえません。
しかし、スルガ銀行カードローンは総量規制の対象外となっており、おまとめ専用のサービスも提供しています。そのため、スルガ銀行カードローンでは、社会人経験が数年ある方で、おまとめを検討している方であれば審査通過しやすいカードローンであるといえます。
このようにスルガ銀行カードローンの強みを知ることによって、審査通過しやすい人をイメージすることが可能です。
③申し込むカードローン商品の保証会社をチェックし対策を行なう
スルガ銀行には複数のカードローン商品があり、どのカードローンでもスルガ・キャピタル株式会社が保証業務に関与していますが、商品によっては複数の保証会社が記載されているものあります。
たとえば『リザーブドプラン』に申し込みをすると、申し込み内容や申し込み金額によってはスルガ・キャピタルではなく、オリエントコーポレーションが審査をする可能性もあります。
もしも過去にオリコカードやオリコのローン商品などで信用事故を起こしている場合には、オリコの『社内ブラック』になっている可能性があり、スルガ・キャピタルに審査通過できるスペックでも、オリエントコーポレーションの審査に通過できない恐れがあります。
保証会社の提供している貸し付けサービスで信用事故を起こしている場合、一定年数を経過してもブラックの履歴が残っている可能性がありますので、保証会社の組み合わせをしっかり確認しておくことも大切です。

今スグお金を借りたい人にFPが提案するカードローンは?
この記事の監修専門家
コメントを残す
読みたい記事を探す
人気のシミュレーター
おすすめの関連記事
カードローンランキング
アコム
実質年率 | 3.0~18.0% | 審査時間 | 最短30分 |
限度額 | 800万円 | 融資時間 | 最短即日 |
アイフル
実質年率 | 3.0~18.0% | 審査時間 | 最短30分 |
限度額 | 800万円 | 融資時間 | 最短即日 |
プロミス
実質年率 | 4.5~17.8% | 審査時間 | 最短30分 |
限度額 | 500万円 | 融資時間 | 最短即日 |