カードローンの借入や延滞は住宅ローン審査に落ちる?

[最終更新日]2018/09/18

この記事の監修専門家

ギーク教授
ギーク教授
元信販会社
国内唯一の国際ブランド会社の本社にて、クレジットカード・キャッシング、個人向け融資の営業、申込受付、審査、部署リーダーなど様々な業務を在職中に経験。客観的かつ公平な読者目線のコンテンツづくりに日々励む。「家族や友人の悩みを解決できる情報提供」をモットーに、お金で苦しむ人が少しでも減る原動力になりたい。

過去や現在消費者金融や銀行カードローンで借入がある場合、延滞や返済中の場合、既に完済している場合でも住宅ローンの審査に落ちるのか気になりますよね。今回は住宅ローンの審査に消費者金融や各種カードローンの借入状況がどんな影響を及ぼすのか徹底調査して解説しました!

カードローン借入は住宅ローン審査に影響がある

住宅ローン,審査,カードローン,影響何千万円もする住宅を、現金一括払いで購入できる人はなかなかいないでしょう。
ほとんどの人は、住宅ローンを利用するのではないでしょうか。

しかし、住宅ローンにも審査があります。申し込みをしたすべての人が、住宅ローンを利用できるわけではありません。

住宅ローンは、遅延や延滞をすることなく何十年もかけて返済していくローン商品です。その性質から、住宅ローンもっとも審査が厳しいローンといわれます。

金融機関の住宅ローン審査では申込者の返済能力をチェックするのですが、消費者金融などのカードローン借入審査に影響します

住宅ローン以外の借入が、申込者の返済能力に悪い影響を与えると考えられてしまうのですね。以下の章では、カードローンの借入が特に問題になる理由などについてみていきましょう。

カードローンの借入が不利になるのは事前審査から

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住宅ローン審査は事前審査・本審査の2段階

住宅ローンは物件が決まっていなければ申込ができません。

しかし、購入したい住宅が見つかった段階で住宅ローンに申し込みをしても、審査に通過しなければ大変なことになってしまいます。

そのため、住宅ローンでは、

 事前審査

 本審査

2本立ての審査を設けており、多くの場合、事前審査に通過しなければ住宅購入の契約はできません。

事前審査は申込者の職業や年収などから申込者の返済能力が調査されます。この段階では本人の自己申告に基づいて審査が行われます。

事前審査に通過すれば正式に住宅ローンに申し込みをし、本審査に進みます。

本審査は事前審査よりさらに詳しく調査が行われ、融資の可否が判断されます。
もちろん事前審査に通ったからといっても本審査に確実に通過するという保証はありません。

そして、返済能力を調査する場合は、事前審査本審査どちらの審査においてもカードローン、特に消費者金融からの借入が影響します。

住宅ローン利用は物件と申込者に条件があるので注意

金融機関によって審査基準は異なりますが、住宅ローンの審査基準で重視される項目には、

 返済負担率

 借入比率

 勤続年数

 年収

があります。

これらの項目は申込者に対する条件です。実は、住宅ローンは申込者だけではなく物件自体も審査されますのでその点も注意が必要です。

例えば、

 建ぺい率容積率は適正か

 物件が面している道路要件を満たしているか

 土地が小さく、銀行が定める融資基準以下になっていないか

がチェックされます。

消費者金融と銀行カードローンどっちの影響が大きい?

住宅ローン,審査,カードローン,影響,消費者金融,銀行,どっちカードローンの借入は住宅ローン審査に影響があるといいましたが、特に消費者金融を利用している場合は、住宅ローン審査に及ぼす影響が大きいいわれています。

これは、消費者金融は独自の審査基準で幅広い属性の人への融資に対応していることから消費者金融銀行カードローンほど厳しい審査を経ることなく借金できる、というイメージが定着しているからです。

しかし、消費者金融も銀行カードローンも、同じ借入です。住宅ローンの審査では住宅ローン以外の借入がリスクになることには変わりはありません。

住宅ローン審査で重要視されるのは返済能力

住宅ローン,審査,重要項目,返済能力住宅ローンの審査で第一に重視されるのは申込者返済能力です。

また、住宅ローンで連帯保証人を求められた場合は、連帯保証人返済能力調査対象となります。

例えば、住宅ローンの申込者本人が結婚していれば妻を連帯保証人になるケースもあります。
この場合、金融機関は夫の信用情報だけではなく妻の信用情報も調査して返済能力に問題がないか確認します。

また、申込者の返済能力を図る目安として「返済負担率」も重視されます。

 返済負担率とは?

返済負担率とは申込者の収入に占めるすべての返済金額の割合をさし、

返済負担率=年間返済額÷年収

で示されます

一般的には返済負担率は20%~25%までが無理のない範囲だといわれています。

例えば、年収が500万円の場合なら年間の返済額が125万円までなら無理なく返済ができるとみなされる金額になります。

住宅ローンの審査落ちの可能性が高くなる返済負担率は、住宅ローンを含むすべての借入返済負担率35%を超えたときと言われています。

正社員でも職歴が1年未満だと住宅ローン審査に落ちる?

住宅ローンの審査では、住宅ローンを完済するまでの期間安定的に継続して返済を続けていくことができるかという点を非常に重視しており、勤続年数が長いほど審査では有利になります

金融機関によっては、申込条件に勤続年数を指定している場合もあるほどです。

ですから、一流企業に勤めていて年収高くても勤続年数短いと住宅ローンの審査では不利になるケースがあります。

カードローンがあると住宅ローンは組めない?審査に通った人の体験談

冷や汗をかきました!
30代後半男性(会社員、年収450万円)

カードローンの利用が住宅ローン審査に影響があるとは全く知らず、銀行カードローンの返済中に住宅ローンの審査に申し込みをしました。

旅行の費用として10万円を借りていましたが、遅延延滞をせず返済していたので住宅ローンの審査に通過できたのかな。

とにかく、後になって消費者金融などカードローンの利用は住宅ローンの審査に影響があると知って冷や汗をかきました。

この男性の場合、

 カードローンの借入額収入に対して低く、返済負担率に大きく響かなかった
 遅延延滞は一度もなくきちんと返済できていた

という点が審査に大きく影響しなかったのが理由だといえますね。

住宅ローン審査の流れと審査項目

住宅ローン,審査,項目,審査の流れ住宅ローンの審査の流れは以下のようになります。

 事前審査申し込み

 事前審査

 本審査申し込み

 本審査

 住宅ローン契約

 融資

 

 申し込みから事前審査結果が判明するまで3日~4日
 本審査への申込から本審査の結果が出るまでに1週間程度
 住宅ローンの契約から融資まで2週間~1ヶ月程度

また、住宅ローン審査で重視される審査項目は以下の通りです。

 完済時の年齢

 返済負担率

 健康状態

 担保の評価

 借入時の年齢

 勤続年数

 年収

 

「担保の評価」というのが先に触れた物件自体の審査に当たります。
また、最近は「健康状態」の項目が審査基準でポイントを高めてきていることも注目すべきでしょう。

完済してれば大丈夫?カードローンが住宅ローンに影響するパターン

具体的なカードローン借入の住宅ローンへの影響は何でしょうか?

 ブラック状態だと住宅ローン審査に通らない

これまでに返済で延滞などをして信用情報異動情報がある人、つまりブラックリスト入りしている人は住宅ローン審査には通過できません。

他の条件がどんなに良くても、信用情報があれば一発で審査落ちです。

住宅ローンの審査では過去5年以内延滞はもちろん、滞納遅延もないことが望ましいということをよく覚えておいてください。

 返済中のカードローンがあると返済負担率に影響

消費者金融や各種カードローンからの借入があれば当然その返済額は年間返済額に加算されますので、返済負担率が高くなります

カードローンの借入額が多く、返済負担率が住宅ローン審査基準を超えてしまうと審査落ちの可能性はやはり高まります。

住宅ローンを利用しようと考えているのなら、まずカードローン借り入れ極力減らすことが重要です。

 カードローン完済でも延滞履歴があると審査に不利

過去にカードローンを延滞したことがあると、カードローンをすでに完済していたとしても住宅ローン審査には非常に不利になります

延滞履歴一定の期間は信用情報に記録が残っているからです。
信用情報から延滞履歴が削除されてから住宅ローン審査に申し込みをすることをおすすめします。

 ローンカードは解約した?持っているだけで審査に悪影響

過去にカードローンで借入していたけど、きちんと完済したし今は借りていないから大丈夫!
そんなあなたカードローン解約は済んでいますか?
利用していないのであれば消費者金融、銀行カードローンいずれも早めに全て解約してください。

現在カードローンを利用していなくても、利用限度額の設定があるだけでも借入があるのと同じようにみなされてしまうからです。

 キャッシング枠も審査に影響!普段使いのカードに注意

注意しなければならないのは消費者金融などの借入だけではありません。
意外と見落としがちなのがクレジットカードキャッシング枠で、実はキャッシング枠もカードローンと同様に、借入とみなされます。

また、クレジットカードのショッピング枠での1回払いは借入とはみなされませんが、リボ払いにしている分は借入と判断されますので気をつけましょう。

複数社カードローンはおまとめで住宅ローン審査に影響低く

カードローンの借入複数あれば、住宅ローン審査には非常不利になります。
ですから借入先が消費者金融の場合なら、おまとめローンで1本にまとめてしまうのも1つの方法です。
多くの場合、複数の消費者金融からの借入を1本にまとめれば金利が低くなり返済の負担も小さくなります。

また、銀行カードローンの場合には2017年より自主規制を導入している関係で、消費者金融とは異なりおまとめローンを利用することが難しくなっています。
借入件数を縮小するのが難しいのであれば、思いきって親戚から借りるなどして早期返済をするとことを考えてみてはいかがでしょうか?

本命の住宅ローンに申し込む前に信用情報をチェック

住宅ローン,審査,信用情報,信用情報機関,取り寄せ家を購入する機会は一生に何度も訪れるものではありませんので、万全を期して審査に臨みたいものです。

住宅ローンの審査では信用情報がクリアであることが非常に重視されていますから、申し込みをする前に一度、自分の信用情報をチェックし、問題になるような情報が登録されていないかを確認してみるとよいでしょう。

日本には現在、CICJICCKSCの3つの信用情報機関があり、情報の開示請求をすれば自分の信用情報を調べられます。

 信用情報機関とは?カードローン審査との関係性を徹底解説!

 CIC

開示請求の方法 開示請求にかかる費用 開示請求にかかる時間
PC・スマホ 1,000円 その場で端末によるチェックが可能
郵送 1,000円+定額小為替手数料100円 1週間程度
窓口 500円 その場でチェック可能
 

CICの窓口は全国に7ヶ所あります。(札幌、仙台 東京、名古屋、大阪 岡山、福岡)
窓口なら料金も安く済みますので、近くに開示相談室がある場合には利用するとよいでしょう。

 JICC

開示請求の方法 開示請求にかかる費用 開示請求にかかる時間
スマホ(PC不可) 1,000円 手続きはスマホでできるが開示結果は郵送のため、1週間程度
郵送 1,000円+定額小為替手数料100円 1週間程度
窓口 500円 その場でチェック可能
 

JICCの窓口は、東京大阪の2ヶ所しかありませんので、スマホ郵送による開示請求が便利です。

 KSC

開示請求の方法 開示請求にかかる費用 開示請求にかかる時間
郵送のみ 1,000円+定額小為替手数料100円 1週間程度
 

KSCの開示請求の方法は郵送のみに限られています。

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